Xiaomiの次期EV「YU7」に関する新たなリークが、中国の信頼性ある情報筋Digital Chat Stationから明らかになった。MIITの認証を取得したことで正式発表も間近とされ、初代「SU7」とは異なるSUVボディが採用されている点が注目される。
リアスポイラーやサイドミラー、ヘッドライトにはカーボンファイバーのアクセントが加えられ、「Hyper Autonomous Driving」に対応した次世代仕様となる可能性が示唆された。また、エンブレムのスタイルやブレーキキャリパーの色など、細部までカスタマイズ性が追求されている。
中でも圧巻は26種類にも及ぶホイールオプションで、ネイビーブルーの車体に合わせたホワイトやローズピンクのアクセントも含まれる。691馬力の「Max」仕様も存在が示唆され、中国市場での本格展開が迫っているとみられる。
SUV化とカーボンファイバー仕上げが示すYU7の進化ポイント

新たにリークされた画像や情報から、Xiaomi YU7は初代SU7とは異なりSUVスタイルを採用していることが明らかになった。これにより、都市部から郊外までをカバーできる走行性能や積載性の強化が期待される。外観ではリアスポイラーやサイドミラー、さらにはヘッドライト周辺にまでカーボンファイバーのアクセントが加えられており、視覚的な高級感と軽量化を意識した設計がうかがえる。
加えて、リアバッジのスタイルや「Max」仕様の赤いロゴなど、細部へのこだわりも強調されている。691馬力の可能性がある「Max」バリアントは、従来モデルSU7 Ultraの性能を引き継ぐものとみられ、ハイパフォーマンスを求める層に向けた訴求がなされているようだ。
SUVボディの採用は、日常使いからレジャーまで幅広い用途に応える意図があると考えられる。YU7の外観に見られる素材使いや造形の緻密さは、Xiaomiが車両デザインにおいても細部の完成度を重視し始めている表れとも言えそうだ。
驚異の26種ホイールオプションとブレーキカラーがもたらす選択の自由
MIIT資料によって明らかになったYU7のホイールオプションは、過去のXiaomi車とは一線を画すバリエーションの豊富さを示している。全26種類にも及ぶ選択肢には、高性能グレード専用と見られるデザインも含まれており、標準的な6スポーク構成に個別のアクセントを加えたスタイルが大半を占めている。
ホイールカラーはホワイトからローズピンクまで多岐にわたり、車体色と組み合わせた独自のコーディネートが可能になる。ネイビーブルーの車体にローズピンクのホイールといった異色の組み合わせも可能で、個性を追求したい層には大きな魅力となるだろう。さらに、赤と黄色のブレーキキャリパーも選択肢に含まれるとの情報から、視覚的インパクトのカスタマイズ幅も広いとみられる。
このような仕様の多様性は、単なる移動手段としてのEVを超え、パーソナライズを重視したライフスタイルアイテムとしての性格を強めている。細部まで好みに合わせて選べる自由度の高さは、今後のEV市場における選定基準のひとつになり得るだろう。
Source:Notebookcheck