Samsungが次期アップデート「One UI 7」に組み込むNow Barは、iPhoneのDynamic Islandに似た機能で、ロック画面からリアルタイム情報にアクセス可能となる。韓国国内でのテストでは、「Kakao T」アプリを通じて配車の到着予測や所要時間の確認が可能になっており、今後は「Naver Sports」との提携により、サッカーや野球などのスコア速報も提供される予定である。
11のローカルアプリの最適化に加え、AIアシスタントが複数アプリを横断して操作できる「Cross App Action」機能も導入が計画されており、Galaxy S25やA56といった新モデルに標準搭載される見通し。旧モデルにもアップデートでの対応が予定されている。
ロック解除なしで配車状況や試合速報を把握可能に

Samsungが「One UI 7」に組み込んだNow Barは、Galaxy端末のロック画面下部に表示される新たな情報表示機能である。現在は韓国国内でのテスト段階だが、「Kakao T」をはじめとした複数のローカルアプリが対応し、配車の到着時間や目的地までの所要時間をリアルタイムで通知することが可能となっている。また、Naverとの協力により、サッカーやバスケットボール、野球、バレーボールの試合経過もNow Bar上で確認できるようになる見込みだ。
これにより、たとえば移動中の交通状況や、観戦中のスポーツの得点推移をいちいちアプリを開かずに把握できる利便性が生まれる。特にロック解除の手間を減らせる点は、操作を最小限にしたいシーンで有効といえる。ただし現時点では韓国ローカルアプリに限定されており、日本を含む他国への展開は不透明なままである。とはいえ、今後の拡張次第で、スマートフォンの通知のあり方を変える可能性は十分にある。
クロスアプリアクションによる複数アプリ連携の可能性
SamsungはNow Bar対応アプリ向けに、「Cross App Action」と呼ばれる新機能の導入も計画している。この機能は、音声アシスタントであるBixbyやGoogleのGeminiを活用し、ひとつの音声コマンドで複数のアプリを連動させて操作するというものだ。たとえば、音楽を再生しながら配車手配を進めるようなマルチタスクが、従来よりもスムーズに行える設計となる。
現段階では詳細な動作例は明らかではないが、アシスタントの自然言語処理能力が鍵を握ることは間違いない。AIによる文脈理解とアプリ間連携の精度が高まれば、ユーザーが個別アプリの操作を意識する必要すらなくなる未来も想像される。一方で、複数アプリ間での動作が不安定な場合、誤動作や過剰な通知といった副作用も考えられるため、精度と安全性の両立が求められる技術でもある。
対応モデルの拡大で旧端末にも変化が
Now Barは、Samsungの次期フラッグシップモデル「Galaxy S25」シリーズや、ミッドレンジの「Galaxy A56」に標準搭載されることが決まっている。さらに、これらの新端末に限らず、One UI 7の提供対象となる旧型Galaxy端末にもNow Barが導入される予定である。この仕様は、最新モデルのみに限定されない点が大きな特徴といえる。
最新端末を手にしていなくても、アップデートにより機能強化を体感できる設計は、買い替えを急がないユーザーにとって朗報となる。ただし、すべての旧モデルが完全な互換性を持つとは限らず、ハードウェア性能や画面サイズによって表示内容や挙動に制限がかかる可能性は否定できない。今後、各モデルごとの最適化状況が明らかになることで、アップデートに対する期待値や注意点も見えてくるだろう。
Source:PhoneArena