Oppoは4月10日に予定されている新型スマートフォン「Find X8 Ultra」の発表に合わせ、AppleのiPhone 16 Pro Maxとの暗所撮影比較を公開した。スウェーデンの名門Hasselbladと共同開発したカメラは、赤いネオンライトに照らされた極めて暗い環境でも色再現性と感度に優れた描写を実現し、注目を集めている。

Find X8 Ultraには、1インチのメインセンサー、デュアルペリスコープ望遠レンズ、マルチスペクトルセンサーが搭載され、プロ仕様の撮影体験を提供。ティザーポスターには併せてFind X8sやウェアラブル端末、新型タブレットも予告されており、Oppoの総合戦略が垣間見える。

iPhoneとの性能比較を前面に押し出す構図は、スマートフォン市場におけるカメラ性能競争が新たな段階に入ったことを象徴している。

Hasselblad監修カメラがもたらす革新 色再現と暗所撮影の新たな基準

Oppo Find X8 Ultraに搭載されたHasselblad監修カメラは、従来のスマートフォンカメラの限界を押し広げる仕様となっている。1インチの大型センサーと高感度のデュアルペリスコープ望遠レンズに加え、マルチスペクトルセンサーの搭載によって、極端な暗所でも高精度な色再現と鮮明な描写が可能となった。

この技術は、ただの高性能カメラにとどまらず、スマートフォンを用いた映像制作やコンテンツ生成における表現力を大きく押し上げる要素として注目される。赤いネオンライトという色再現性が試される環境下における比較で、Find X8 UltraはiPhone 16 Pro Maxを上回る結果を示したとされる。

特に色の忠実度に関して、Hasselbladのチューニングは、写真表現を職業領域にまで引き上げたいユーザー層にとって明確な価値を持つ。スマートフォンのカメラ競争が「画素数」から「表現の質」へとシフトしていることを象徴する一例と言えるだろう。

このような高度な撮影技術を盛り込んだ製品を発表したOppoの狙いは、単なるハードウェアの進化ではなく、ブランドの立ち位置をAppleと同じ土俵へと引き上げる戦略的な布石であると捉えられる。

Appleへの対抗を軸としたプロモーション戦略に見る市場競争の転換

OppoはFind X8 Ultraの発表に際し、意図的にiPhone 16 Pro Maxとの比較を前面に打ち出している。赤いネオン下での撮影結果を並列に提示する演出は、製品そのものの性能だけでなく、Appleというブランドと肩を並べる存在であることをユーザーに印象づける目的があると考えられる。

特に、Appleユーザー層が重視するカメラ性能で直接的に優位性を主張する手法は、従来のAndroid陣営には見られなかったアグレッシブな戦略である。Find X8 Ultraはこの比較で明確な差異を打ち出すため、Hasselbladとの協業を通じて単なる高画素・高性能の域を超えた“色表現”の品質を追求した。

これは、日常利用の延長線ではなく、プロユースすら視野に入れた設計思想であり、スマートフォンの本質的な価値を問い直す挑戦とも言える。一方で、Apple側は未発表モデルのiPhone 16 Pro Maxで比較されており、公平性の観点で議論を呼ぶ可能性も否定できない。

こうした直接的な比較プロモーションが今後のスマートフォン市場に与える影響は大きく、製品そのもののスペック競争に加え、ブランド間の印象戦が激化していく流れを加速させる可能性がある。スマートフォンは単なる通信機器ではなく、映像表現やブランド体験の中核へと進化を遂げつつある。

Source:Notebookcheck