SamsungがOne UI 7の配信を進める中、すでに次期OSアップデート「One UI 8」の開発が社内で始動していると複数のリーク情報が報じている。新バージョンはAndroid 16を基盤とし、地域設定の柔軟なカスタマイズ、AI機能の強化、そしてデカールシェーダーによる視覚効果の向上などが期待されている。

公開時期は2025年8月から9月にかけて、Galaxy S25シリーズへの提供が有力視されており、旧機種にも順次拡大する可能性がある。ただし、現段階では公式発表はなく、ベータ版すら登場していないため、今後の進展を見守る必要がある。

近年のGoogleによるAndroidリリースの前倒し傾向を踏まえると、One UI 8の展開も例年より早まる可能性があるが、Samsungは安定性と最適化に慎重な姿勢を崩していない。

Android 16をベースとするOne UI 8の新機能と進化の方向性

Samsungが開発を進めるOne UI 8は、Android 16を基盤とした大型アップデートとなる見込みで、システムの根幹からユーザー体験の向上が図られる。現時点で判明している主な機能には、端末の地域設定とシステム言語を個別に変更できる柔軟なカスタマイズ性や、ロック画面上で水の波紋のような視覚効果を再現するデカールシェーダーの導入がある。これにより、より直感的で滑らかな操作感と、視覚的な一体感が強化されることが期待されている。

さらに、One UIランチャーも進化するとされており、壁紙とアプリアイコンの調和が向上することで、ホーム画面全体のビジュアルがより統一され、洗練された印象に仕上がる可能性がある。加えて、セキュリティパッチの強化やパフォーマンス向上、新ウィジェットの追加など、基本性能の底上げも見込まれている。写真編集や検索機能におけるAIの活用も進むとみられ、操作の手間が減り、自然な使い心地が生まれるだろう。

こうした要素が同時に盛り込まれることで、One UI 8は単なる見た目の刷新にとどまらず、日常の操作そのものを再定義するアップデートになる可能性を秘めている。ただし、これらの機能の完成度や最終的な搭載範囲は、今後のテストやフィードバックに大きく左右されることも想定される。

リリース時期と提供対象機種の見通し Galaxy S25シリーズが最有力候補か

One UI 8の公開は、早ければ2025年8月から9月にかけてGalaxy S25、S25+、S25 Ultra、S25 Edgeへの提供開始が予測されている。これは例年通りのSamsungのアップデートスケジュールに基づくもので、Android 16の正式リリース(2025年6月3日予定)から2〜3か月後が目安となる。ただし、Galaxy S26シリーズの登場に合わせた展開へと調整される可能性も否定できない。現段階では公開ベータ版すら存在せず、社内テスト段階であることから、最終的なスケジュールは流動的である。

旧モデルに対しても順次展開されると見られており、特に直近2〜3年以内に発売されたフラッグシップ機種は対象に含まれる可能性が高い。ただし、One UI 7の展開が遅れている機種では、次期アップデートに対応するタイミングがさらに後ろ倒しになることも考慮する必要がある。過去の事例から考えても、Samsungは安定性を最優先する傾向があり、アップデートの配信には段階的な検証プロセスを重視する姿勢が見て取れる。

機能の完成度や不具合への対応を含め、ベータ版のリリースタイミングがOne UI 8の普及スピードに直結する点にも注目したい。先行体験を求める利用者にとっては、ベータ開始の発表がひとつの大きな節目となるだろう。

Source:Tech Advisor