Vivoが開発中の次期折りたたみスマートフォン「X Fold 4」に、現行モデルを大きく超える6,000mAhのバッテリーが搭載される可能性が浮上した。これは、4,400mAhとされるSamsungのGalaxy Z Fold 7を大きく上回る容量であり、電池持ちを重視する層には注目の仕様といえる。

SoCにはSnapdragon 8 Gen 3を採用予定だが、すでに登場している上位チップ「8 Gen 3 Elite」には及ばず、性能面では若干の妥協が必要かもしれない。ただし、防水対応のIPX8や超軽量・薄型設計、50MPのペリスコープカメラなど、実用性とデザイン性の両立を狙った進化も見られる。

6,000mAhバッテリーとIPX8防水 折りたたみ機の弱点に真っ向勝負

Vivo X Fold 4に搭載が噂される6,000mAhの大容量バッテリーは、これまで折りたたみスマートフォンが抱えてきた電池持ちへの不満を根本から解消する可能性がある。従来の折りたたみ端末は機構の都合上、バッテリー容量が制限されがちで、Galaxy Z Fold 7も4,400mAh程度とされている中で、Vivoのアプローチは極めて野心的だ。さらに、防水性能としてIPX8の取得が見込まれており、水回りや屋外での利用にも安心感が加わる構成となっている。

折りたたみ端末において防水性と電池持ちの両立は難題とされてきたが、この2点を揃えることで、従来型スマートフォンと遜色ない日常使いが可能になることも期待される。特に動画視聴やナビゲーションなど、長時間の使用を前提とする場面では、この差が体感的な快適さに直結するだろう。ただし、大容量バッテリーであるがゆえに、充電速度や発熱などの課題が表面化する可能性もあり、設計の巧拙が使い勝手を大きく左右するかもしれない。

Snapdragon 8 Gen 3搭載の意味と限界 真のハイエンドか、それとも実用性重視か

X Fold 4にはQualcommのSnapdragon 8 Gen 3が採用される見込みで、依然としてハイエンドクラスに分類されるチップセットではある。ただし、すでに「Snapdragon 8 Gen 3 Elite」という上位モデルが登場しており、最新スペックを追求する層にとってはやや物足りなさが残る選択となる可能性がある。特に処理性能やAI演算、ゲーム描画性能においてはElite版との差が出る場面もあるかもしれない。

一方で、バッテリー容量や筐体の薄型・軽量化といったハード面に注力している点から見るに、Vivoが狙っているのは極限性能よりも実用性を重視した方向性ではないかと感じられる。Snapdragon 8 Gen 3は高効率性にも定評があり、熱管理やバッテリー持ちとのバランスをとりやすいという利点もある。日常の操作で不足を感じる場面は少なく、むしろ過剰な性能競争から一歩引いた選定は、ユーザーの実用シーンに即した判断とも受け取れる。

改良されたヒンジ設計とペリスコープカメラ ディテールの進化に注目

X Fold 4には、Vivoが新たに設計を改良したとされるヒンジ構造が採用される見通しである。これまで折りたたみスマートフォンではヒンジ部の耐久性や隙間からの異物混入が課題とされてきたが、Vivoはこの機構をより洗練させる方向で進化を試みている。具体的な仕様は明かされていないが、薄型化と軽量化を両立する中でのヒンジ再設計という点に技術的なこだわりが感じられる。

また、カメラ周りでは50メガピクセルのペリスコープカメラの搭載が見込まれており、ズーム性能や撮影の自由度において期待が高まる。折りたたみスマートフォンにおける高倍率カメラは構造的な制約が大きいため、ペリスコープ式の採用は差別化要素として効果的だ。ただし、筐体の薄型・軽量を保ったまま高性能なカメラを搭載するには、放熱設計やバランス調整の難しさも伴う。これらの細部がどこまで実機に反映されるかが、完成度を左右する要素となりそうだ。

Source:PhoneArena