Sonyが次世代スマートフォン向けに開発中とされる200MPカメラセンサーが注目を集めている。情報によれば、同センサーは1/1.1インチという大型の物理サイズを備え、SamsungのISOCELL HP2(1/1.3インチ)やHP9(1/1.4インチ)を上回る仕様となる可能性がある。
16-in-1ピクセルビニング技術の採用により、Xiaomi 15 Ultraに搭載されている1インチセンサーLYT900以上のピクセル出力が期待されており、カメラ性能重視のフラッグシップモデルにおいて主要パーツとなる見通し。
1インチ超えの新型200MPセンサー 競合製品を上回る物理サイズと構造

Sonyが準備中とされる新型200MP CMOSセンサーは、1/1.1インチという物理サイズにより、既存の高画素センサーを大きく上回る設計が特徴である。これに対し、Samsung ISOCELL HP2は1/1.3インチ、HP9は1/1.4インチにとどまり、物理サイズの差が光の取り込み量やダイナミックレンジの面で有利に働くことが予想される。センサーサイズの拡大は、高解像度化だけでなく、暗所撮影や色再現性にも寄与し、スマートフォンの撮影性能全体に直結する。
すでに200MPクラスのセンサーはOmnivisionやSamsungから複数登場しているが、Sonyはこれまでその領域に参入していなかった点が注目される。今回のセンサーは、競合と異なり物理的な大型化を軸にしたアプローチであり、単なる画素数競争とは異なる次元での進化を示唆している。センサーのサイズが大型化すれば、レンズ設計や筐体構造にも影響が及ぶ可能性があるが、カメラ性能を重視するユーザーにとっては歓迎すべき変化となるだろう。
16-in-1ピクセルビニングによる高感度性能 LYT900超えの可能性も
Sonyの新型センサーは、16画素を1つにまとめるピクセルビニング技術を活用することで、出力されるピクセルサイズがさらに大型化されると見られている。これにより、夜間や暗所での撮影時においてもノイズを抑えつつ高いディテールを維持できる可能性がある。この点では、Xiaomi 15 Ultraに採用された1インチセンサー「LYT900」をも上回る性能を持つとの見方もある。
ピクセルビニングはすでに多くのハイエンド端末で採用されているが、16-in-1というスケールは珍しく、超高解像度と高感度性能の両立という矛盾を解消する技術的ブレイクスルーといえる。ただし、理論上の優位性が実機でどこまで発揮されるかは未知数であり、画像処理エンジンとの組み合わせやチューニングが鍵を握る。センサー単体でのスペックだけでなく、トータルでの画質最適化が今後の評価ポイントとなりそうだ。
200MP+200MP構成の新潮流 メインとペリスコープの分担が加速か
2025年以降、複数のフラッグシップスマートフォンが「200MPメイン+200MPペリスコープ」というカメラ構成を採用するとの見通しがある。Sonyの新型200MPセンサーがメインカメラに、SamsungのISOCELL HP9が望遠用のペリスコープカメラとして使われる形が有力とされており、Xiaomi 15 Ultraがその一例と目されている。これにより、超高解像度かつ多目的な撮影体験が1台で可能になるという期待が広がる。
これまで高倍率ズームと高画素センサーは両立が難しかったが、各社が個別のセンサーを役割分担させることで、その壁を突破しようとしている。特にペリスコープ領域では高感度性能が犠牲になりやすいため、200MPクラスの高画素で補完するという発想は理にかなっている。一方で、ハードウェアの複雑化は端末の厚みや価格に影響する可能性もあり、どこまでバランスを取れるかが今後の注目点となる。
Source:NotebookCheck