OnePlusの次期モデル「OnePlus 13T」が、iPhone 16 Proと同等の6.3インチディスプレイを維持しながらも、バッテリー容量で大きく上回る可能性がある。中国SNS「Weibo」上の情報提供者によれば、同端末には6,200mAhのバッテリーが搭載され、Appleの3,582mAhに対して約73%の容量差が生じる見通しだ。
この飛躍的な容量拡大の背景には、シリコン・カーボン・バッテリーと呼ばれる新世代の技術があり、筐体サイズや厚みに依存せずに電力を確保できる設計思想が鍵を握っている。既に複数の中国メーカーがこの技術を採用しており、AppleやSamsungといった老舗ブランドは対応に遅れを見せている状況だ。
モバイル端末における省電力性とバッテリー駆動時間の確保は、ユーザー体験を大きく左右する。OnePlus 13Tのような仕様は、今後のフラッグシップ機における設計思想に一石を投じる可能性を秘めている。
6.3インチ画面に6,200mAhを搭載 サイズと容量の両立に成功した設計思想

OnePlus 13Tにおいて最も注目されるのは、6.3インチという扱いやすい画面サイズを維持しながら、6,200mAhもの大容量バッテリーを搭載している点である。この容量は、iPhone 16 Proの3,582mAhと比較して73%もの差があり、同等サイズの筐体内における電力効率の優位性を明確に示している。
従来、画面サイズの小型化はバッテリースペースの縮小を意味していたが、OnePlusはこの常識を打ち破った。特筆すべきは、前世代のOnePlus 13が6.8インチのディスプレイでありながら6,000mAhに留まっていたことだ。わずか0.5インチの縮小で200mAhの増加を実現できた背景には、デバイス設計と内部構造の見直しがあると見られる。
小型化と高性能化の両立が困難とされる中で、OnePlusの技術チームがどのようなレイアウト変更を行ったかが今後の注目点となる。中国SNS「Weibo」の情報提供者「Digital Chat Station」が示唆したこの構成は、今後のAndroid端末におけるバッテリー搭載基準に影響を与える可能性がある。
利便性と長時間駆動の両立を求める層にとって、この設計アプローチは新たな指標として捉えられるだろう。
シリコン・カーボン・バッテリーが生む競争優位 AppleとSamsungは出遅れか
OnePlus 13Tが搭載予定とされる6,200mAhの大容量バッテリーには、シリコン・カーボン・バッテリー技術の恩恵があるとされている。従来のリチウムイオン方式では困難だった高密度化と発熱管理の両立が、この新技術によって一定の解決を見た形である。これにより、端末の厚みを増さずに容量だけを大きくできる点が際立つ。
この技術はすでに複数の中国メーカーが採用しており、OnePlusもそれに倣う格好だ。一方、AppleやSamsungは依然として従来方式に依存しているとされ、ハードウェア面での差が明確化しつつある。特に、バッテリー持続時間がユーザー満足度に直結するモバイル市場において、この技術的な選択は企業の競争力を左右する可能性がある。
ただし、シリコン・カーボン・バッテリーにも課題は残る。製造コストの高さや安定供給の体制が確立されているとは言い切れず、大規模量産における歩留まりも未知数だ。したがって、AppleやSamsungが慎重な姿勢を崩さないのも理解できる。一方で、挑戦的なOnePlusの姿勢は、今後の市場動向を変える可能性を秘めている。
Source:Wccftech