2025年モデルとして注目されるSony Xperia 1 VIIに、3つ全てのカメラにExmor Tセンサーが搭載される可能性が高まっている。今回の情報源は、数多くの正確なリーク実績を持つDigital Chat Stationによるもので、Threads上の投稿を通じて明かされた。現在販売中のXperia 1 VIではExmor Tセンサーは1基のみだが、すべてのカメラに搭載されれば低照度性能が飛躍的に向上し、夜間撮影や動画収録に大きな恩恵をもたらすと考えられている。

投稿にはセンサーの具体的な仕様は示されていないものの、著名リーカーの関与により信憑性が一段と増した形だ。2023年にExmor Tが初採用された経緯を踏まえると、フラッグシップとしての完成度をさらに高める進化となるかが注目される。

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信頼筋が語るXperia 1 VIIのカメラ仕様 Exmor Tが全カメラに搭載か

Sonyの次期フラッグシップ「Xperia 1 VII」に関する注目の噂は、著名なリーカーDigital Chat Station(DCS)の発言によって一気に信憑性を帯びてきた。2025年モデルとして期待されるこのデバイスでは、背面の3基すべてのカメラにExmor Tセンサーが搭載されるとの指摘が出ている。DCSがThreads上で投稿したこの内容は、過去にも取り上げられた情報の補強となるもので、特にDCSの実績を考慮すれば無視できない要素といえる。

現在販売されているXperia 1 VIでは、Exmor Tセンサーはメインカメラのみに採用されており、残りの2基は従来のExmor RSで構成されている。この差が埋められることで、暗所性能やダイナミックレンジが飛躍的に向上する可能性があり、撮影体験の均質化と質の底上げが図られる。とはいえ、今回の投稿にはセンサーサイズや画素数などの技術的なディテールは含まれておらず、スペック面の確証は得られていない。

仮にDCSの言及が過去のSNSや技術系メディアで取り上げられた噂の繰り返しであるならば、過度な期待は禁物だが、少なくともこのタイミングで再浮上したという事実は、SonyがExmor Tの全面展開に向けて動いている兆候として捉えることもできる。

Exmor Tの全面採用がもたらす撮影体験の変化とは

Exmor Tは、Sonyが近年開発を進めてきた積層型CMOSイメージセンサーであり、特に暗所における性能向上に強みを持つ。Sonyの発表によれば、従来型と比べて2倍の低照度撮影能力を実現しており、Xperia 1 VIIでこのセンサーが全カメラに導入されることで、夜景や室内など光量が少ない環境でも高精細かつノイズの少ない写真が得られるとされる。加えて、動画撮影時のHDR表現やフォーカス精度の改善にも寄与する可能性が高い。

現在のXperia 1 VIでは、広角のみがExmor Tで、超広角および望遠にはExmor RSが用いられているため、レンズごとの画質に差があるという印象を受けることもあった。仮に1 VIIですべてが統一されれば、ズームレンジをまたぐ撮影時にも色味やダイナミックレンジの統一感が生まれ、撮影の自由度が格段に増すと考えられる。また、AI処理による画像補正との相性も向上し、ポートレートやシーン自動認識なども一層自然な仕上がりとなる可能性がある。

ただし、現時点ではあくまでDCSの投稿内容に基づく話であり、Sony自身からの正式なアナウンスは存在しない。発売時期や価格帯、ほかのハードウェア仕様とのバランスを考慮したうえで、どこまで技術が実装されるかは今後の発表を待つ必要があるだろう。

Source:Notebookcheck