Xiaomiの次期フラッグシップ「Xiaomi 16 Pro」「16 Ultra」は、新たにLIPO(Low-Injection Pressure Overmolding)技術を用いた高価格帯のOLEDディスプレイを採用する見通しである。これにより、4辺対称かつベゼル幅わずか1.1~1.2mmの“ほぼベゼルレス”なフラットディスプレイが実現される可能性がある。
過去モデルで採用されていたクアッドカーブから一転、2019年のMi 9以来の完全フラット設計への回帰が示唆されており、視覚的にも手触り的にも大きな変化が期待されている。
Xiaomi 16 ProとUltraが採用するLIPO技術とは何か

Xiaomi 16シリーズの上位モデルであるProとUltraは、ベゼルレス設計を極限まで追求するために「Low-Injection Pressure Overmolding(LIPO)」技術を導入するとされている。この技術により、画面の縁を含むフレーム部分をわずか1.1mm〜1.2mmまで削ることが可能になり、4辺すべてが均一かつ極細のベゼルに仕上がるとリークされている。これにより視覚的な没入感が一段と向上し、従来の曲面ディスプレイでは得られなかった平面ならではの表示品質と操作性が両立される可能性がある。
また、Xiaomi 15 ProやUltraで採用されていたクアッドカーブ仕様からの脱却は、2019年のMi 9以来となる完全フラット設計の復活を意味しており、設計思想の大きな転換点とも読み取れる。現在テスト段階にある筐体はすでに最終版に近いとされており、量産段階で大きなデザイン変更が行われる可能性は低いとみられている。
フラットディスプレイに移行する流れは一見してコスト削減策に思えるが、実際には高価なLIPO技術をあえて選んでいる点からも、単なるコスト論理ではなく、視覚美と実用性のバランスを最優先した選択であるとも解釈できる。
サイズ据え置きのXiaomi 16はシリーズ内でどう差別化されるか
Xiaomi 16シリーズでは、ProやUltraが6.73インチから6.8インチ以上へと大型化する一方、通常モデルのXiaomi 16は6.36インチという現行サイズを維持すると報じられている。この仕様から見ても、Xiaomiは標準モデルを片手操作が可能なコンパクト機として位置づけ、シリーズ内で明確な利用シーンの違いを打ち出してくる可能性がある。サイズを拡大しないという選択は、持ちやすさや操作性を重視する層にとって歓迎される要素といえるだろう。
さらに注目すべきは、ディスプレイの大きさだけでなく、フラットパネルの採用範囲が上位モデルに限定されている点である。情報源となっているリーカーKartikey Singh氏によれば、LIPO技術を用いた極細ベゼル設計はProとUltraのみに適用される可能性が高く、通常モデルには従来の設計が踏襲されるとみられている。
この違いは、価格帯やターゲット層によって意図的に分けられたものとも考えられ、シリーズ全体の魅力を高める戦略的な構成とも読み取れる。ただし、標準モデルにもベゼル縮小などのトレンド要素が一部導入される可能性が残っており、正式発表までの動向に注目したいところだ。
Source:NotebookCheck