Samsungは、2025年3月26日に米国で配信を開始したOne UI 7 Beta第6弾で、Galaxy S24シリーズに自然言語検索や「Audio Eraser」などの新機能を導入した。これにより、設定アプリで「目が疲れた」などの話し言葉による検索が可能となり、より直感的な操作が実現する。

また、動画内の不要な音をAIが自動で除去する「Audio Eraser」も、Galaxy S25以外で初めて利用可能になった。加えて、Gemini AIをサイドボタンから起動できるカスタマイズ性の高い操作設定や、刷新された充電アニメーションも追加されている。

話し言葉で設定検索が可能に One UI 7の自然言語対応がもたらす操作性の変化

One UI 7 Beta 6により、Galaxy S24シリーズでは設定アプリ内での検索に自然言語が使えるようになった。たとえば「目が疲れた」と入力すれば、ブルーライトカット機能や明るさ調整などの設定が候補として表示される。この自然言語検索は日本語を含む10言語に対応しており、検索のために正確な専門用語を覚える必要がなくなった。設定画面にも変更が加えられ、「検索してみよう」という提案が上部に表示され、最近の検索履歴がその下に並ぶようになった点も注目である。

従来のようにメニューを階層的にたどる手間が省け、感覚的に操作を進められる設計は、特にスマートフォンの設定に不慣れな人にとって大きな利便性となる可能性がある。これまでのUIは、機能の豊富さがかえって迷いやすさを生んでいたが、自然言語による検索はその解消に貢献するだろう。なお、この機能はGalaxy Z Fold 6やZ Flip 6にも提供されており、折りたたみ端末でも同様の操作感が得られることは注目に値する。

動画音声から雑音を除去 Galaxy S24にAudio Eraserが実装

SamsungがOne UI 7 Beta 6でGalaxy S24シリーズに追加した「Audio Eraser」は、動画内の音を分離し、不要な背景音や雑音、人の会話などをAIが除去する機能である。もともとGalaxy S25で登場したこの機能は、今回S24シリーズに拡張され、Z Flip 6およびZ Fold 6ではBeta 3にて提供済みとなっている。使用方法は、ギャラリーアプリ内の「Galaxy AI」から「Audio Eraser」を選択し、ポップアップに従って解析を行うというシンプルなものだ。

雑音の多い場所で撮影した動画や、複数人の会話が入り混じるシーンでも、主要な音声だけを強調できる点が実用的である。ただし、AI処理による自動分離の精度はシーンによってばらつく可能性があるため、万能とは言い切れない。とはいえ、手間なく音質を整えられる手段として、特にSNS投稿や記録動画の編集に役立つことは間違いない。S25で先行提供された機能が他機種にも拡大されたことで、Galaxy AI機能の裾野が広がりつつあることがうかがえる。

Source:Sammy Fans