OnePlusがフラッグシップモデルに続き、6.3インチディスプレイを搭載した新型「OnePlus 13T」を来月発表する可能性が高まっている。著名リーカーDigital Chat Stationによると、端末は1.5K解像度とスリムベゼル仕様で、同社の中でも比較的コンパクトな設計になる見込みだ。

注目すべきは6,200mAhという大容量バッテリーを搭載しながら、80W急速充電とSnapdragon 8 Eliteを備える点で、性能面ではOnePlus 13に匹敵するとされる。iPhone 13 miniよりは大きいが、Pixel 9やGalaxy S25と同等のサイズ感であり、”小型ハイエンド”市場への明確な布石と見られる。

6.3インチの“ミニ”が再定義するスマートフォンの標準サイズ

OnePlus 13Tの登場によって、「ミニスマートフォン」という言葉の定義が揺らいでいる。6.3インチというサイズは、iPhone 13 miniの5.4インチと比べれば決して小型とは言えないが、同社のOnePlus 13(6.82インチ)やGalaxy S25 Ultra、Pixel 9 Pro XLといった大型端末に慣れた手には、確かに「扱いやすさ」を感じさせるサイズ感である。加えて、Pixel 9やGalaxy S25のような最新モデルも6.2~6.3インチ前後に集約されている点から見ても、6.3インチは“現代のミニ”として一定の説得力を持つ。

近年、スマートフォンはコンテンツ消費の主力端末として画面の大型化が進み、手のひらサイズのモデルは絶滅寸前とも言える状況にある。だが、その流れの中であえて中型ディスプレイを採用し、「小さすぎず、持ちやすい」を目指したOnePlus 13Tは、日常での快適な操作性と持ち運びやすさの両立を意識している可能性がある。手のひらに収まるハイエンドを求める層にとって、13Tは希少な選択肢となるだろう。

6,200mAhバッテリー搭載の衝撃 筐体設計に秘められた工夫とは

OnePlus 13Tに搭載されるとされる6,200mAhのバッテリーは、フラッグシップモデルのOnePlus 13(バッテリー容量非公開だが一般的に5,000mAh前後と推定)をも上回る。6.3インチのディスプレイを備えた筐体に、これほどの大容量バッテリーを収めることは簡単ではなく、端末内部のレイアウトや放熱設計において独自の工夫が求められたはずだ。現時点で内部構造に関する情報は明かされていないものの、厚みや重量にどのような影響を及ぼすのかも注目されるポイントである。

また、80Wの急速充電に対応する点からも、電力効率や充電時の発熱対策に関して高い技術力が投入されていることがうかがえる。Snapdragon 8 Eliteを搭載することで性能面も抜かりなく、ただコンパクトなだけの機種ではないという設計思想が感じられる。スペックとサイズ感のバランスを突き詰めた結果としての6,200mAh採用ならば、これまでの常識を覆すモデルとなる可能性がある。

カメラやストレージは未発表 13Tの焦点は「触感」と「実用性」か

現在のところ、OnePlus 13Tのカメラ性能やストレージ構成に関する情報は公開されていない。多くのスマートフォンがカメラ機能を最大の売りとして前面に押し出す中で、13Tが静かに注目されているのは、バッテリー容量や筐体の設計、そして「新しいテクスチャーデザイン」といった、手に持ったときの印象や使用時の体験に主眼を置いた構成にあると考えられる。スペック競争ではなく、使用感を重視する設計が際立っているのかもしれない。

たとえば、素材の質感や側面の処理、背面の滑りにくさなど、視覚だけでなく触覚に訴えるディテールへのこだわりが込められている可能性がある。これは大型モデルとの差別化要素ともなりうる。グローバル展開の詳細は不明だが、仮に日本市場に投入された場合、「ちょうどいいサイズで高性能、しかも長時間使える」というポイントに惹かれる層は少なくないだろう。日常の中で「使いたくなるスマホ」として成立するかが、今後の鍵となりそうだ。

Source:Android Police