Realmeの次期フラッグシップスマートフォン「GT 7」が、iPhone 16 Pro Maxよりも狭いベゼルを備えるとのリーク情報が注目を集めている。著名リーカーDigital Chat Stationによると、GT 7のベゼル幅はわずか1.3〜1.34mmとされ、6.8インチの大画面ながら画面占有率は約90%に達すると見られる。
加えて、144Hzの高リフレッシュレートやMediaTek Dimensity 9400の搭載が示唆されており、表示性能と処理能力の両面でプレミアムAndroid市場での存在感を高める構えだ。さらに、シリーズ最大の大容量バッテリーと急速充電機能も備え、ハードウェア面での競争力は一段と強化されたとみられる。
今後の正式発表次第では、GT 7が既存のフラッグシップ端末に対する有力な代替となる可能性もある。
iPhoneを上回るベゼル幅1.3mmのインパクト

Realme GT 7に関する最新リークによれば、本機のベゼル幅は1.3〜1.34mmに抑えられており、Appleの最新機種iPhone 16 Pro Maxよりもさらに狭いことが判明している。この数値は、Oppo Find X8sほどの極細ベゼルではないものの、現在のスマートフォン市場でトップクラスの薄さといえる。
ディスプレイサイズは6.8インチとされており、これと組み合わされることで、画面占有率は約90%に達する見込みである。物理的なディスプレイ面積の広さは、没入感を高めるだけでなく、映像やゲーム体験を重視するユーザーにとっては大きな魅力となる。一方で、ベゼルを極限まで狭めた設計は、落下時の耐久性や誤操作リスクとのトレードオフも抱える。
このような設計思想が、Realmeのターゲット層である先進技術志向の層に受け入れられるかは注視すべき点である。GT 7の狭額縁化は、単なる美観の追求にとどまらず、ブランドの技術的信頼性と差別化戦略の一環と考えられる。
処理性能とリフレッシュレートで示すフラッグシップの本気
Realme GT 7には、MediaTekの最新プロセッサーDimensity 9400が採用される可能性があるとされ、性能面でも高い期待が寄せられている。さらに、リフレッシュレートは144Hzという高水準が想定されており、AppleのiPhone 16 Pro Maxを超えるスペックとなる点も注目される。
これにより、WebブラウジングやSNS操作といった日常利用に加え、高速なスクロールが求められるゲーム用途においても、滑らかな表示体験を実現するとみられる。従来、Android陣営における高リフレッシュレートは一部のゲーミング志向モデルに限られていたが、GT 7のような一般向けフラッグシップに搭載されることで、ユーザーの期待値は着実に底上げされつつある。
一方で、144Hz駆動がバッテリー消費の増加を伴うことは避けられず、そのバランスをいかに制御するかがメーカーの力量を問う領域となる。技術仕様の数値だけでなく、実使用時の快適さと省電力性の両立が求められるなか、GT 7の実力がどこまで届くかは発売後の検証が待たれる。
Source:Notebookcheck