Fitbitは、AndroidおよびiOS向けアプリの「Health Metrics」ページを再設計し、他セクションと統一感のあるインターフェースへと刷新した。これにより、「Today」と「Trends」のタブは廃止され、各健康指標が独立して表示される構成へと変更された。
呼吸数や安静時心拍数、血中酸素レベル、心拍変動、皮膚温度変動などのデータを、タップ操作でより深く閲覧できるようになり、1日・1週間・1か月・1年単位での詳細なトレンドも確認可能。加えて、各指標の意味を解説する機能も追加された。
このアップデートはiOS版ではバージョン4.39で先行配信され、Android版も3月24日より順次適用が開始されたが、全ユーザーに即時反映されるわけではない模様である。
健康データの見せ方が一新 「Today」と「Trends」の廃止で指標ごとの可視化へ

これまでFitbitアプリでは、「Today(今日)」と「Trends(傾向)」の2つのビューで健康データを管理していたが、今回のアップデートではこれを全面的に見直し、各指標ごとの詳細表示に切り替わった。呼吸数、安静時心拍数、血中酸素レベル、心拍変動、皮膚温度変動といった5つの主要データに対して、個別にタップして確認できる構造となり、最大1年分の推移をグラフで追える設計となっている。
また、新しいUIでは、記録されたデータのうち、どれが「自身の基準範囲内」にあるかを即座に確認できるゲージが導入され、日々の体調変化を感覚的に把握しやすくなった点も特徴のひとつ。従来は「Trends」内で掘り下げる必要があった統計情報も、今後は各項目単位で整理されるため、特定の指標に注目したいユーザーにとって利便性は向上すると見られる。
こうした再構築は、単なるビジュアルの刷新にとどまらず、健康モニタリングの習慣化をサポートする設計として、個々の数値がどう意味を持つのか理解しやすい構成へと進化した印象がある。
学びを促す設計へ変化 「Learn more」で数値の意味を解説
新デザインでは、健康データをただ表示するだけでなく、その数値が何を意味し、どんな状態を示すのかを理解できるようにするための解説機能も強化されている。各指標の詳細ページには、測定される内容や一般的な正常範囲、異常時に考えられる身体の状態などを説明するセクションが用意され、「Learn more」タブからさらに詳しい情報を得ることが可能になっている。
これまでのFitbitアプリでは、数値の推移を見ることはできたものの、見慣れないデータに対して理解が追いつかないという課題があった。今回の変更は、データを扱ううえで最も重要な“背景理解”の補強につながっており、健康管理をより自律的に行うための支援といえるだろう。
数値だけを追うのではなく、それがなぜ重要で、どのような体調変化に関連するかを学びながら使える設計は、日常的にデバイスを活用するユーザーにとって実用性が高く、単なるトラッキング機能を超えた価値を持ち始めている。
AndroidとiOSで順次提供中 最新版がすぐに届かないケースも
このアップデートは、iOSではバージョン4.39として先週リリースされ、Android版も2025年3月24日から順次展開が始まっている。ただし、すべての端末で即座に新デザインが確認できるわけではなく、Google Playストア上では最新版の提供が完了していても、実際の適用タイミングにはばらつきが生じている。アップデートは段階的に配信されているようで、環境やアカウントの条件によっては旧UIのまま利用を継続しているユーザーもいると考えられる。
このような段階的提供は、アプリの安定性や動作確認の観点から一般的な運用とされるが、Fitbitのような健康関連のアプリでは、インターフェース変更が使い勝手に直結するため、UIの変化に戸惑うケースも想定される。新旧の表示方法が混在する過渡期には、操作の違いに注意が必要となる。
更新を確認するには、アプリストアでの手動アップデートやバージョン番号の確認が有効だが、それでも即時に反映されない場合があるため、焦らず数日待つことが求められる。
Source:Android Central