Googleが、画像上のテキスト情報をより高度に扱える新機能をCircle to Searchに導入しようとしていることが明らかになった。Android AuthorityのAPK解析によれば、同機能は「AIオーバービュー」内に追加される3つの新たなチップとしてテストされており、ユーザーは画像からテキストを「説明」「要約」「抽出」する選択肢を得ることになる。
2025年初頭にGalaxy S25と共に披露されたこのAIベースの検索機能は、Webページのスクリーンショットから複数の情報セクションを分けて表示するなど、内容を整理して提示する動作が確認されている。また、Googleレンズへの展開の可能性も示唆されており、視覚情報に基づいた検索が一段と進化する兆しがある。
現在はベータ版アプリ内での限定的な実装だが、将来的な正式導入に注目が集まる。
画像から即座に情報を整理 新チップ3種の機能詳細

Android Authorityの解析によって明らかになったのは、Googleがテスト中の「Circle to Search」内で動作する新たなAIチップ機能である。「要約」「抽出」「説明」の3種類が用意されており、画像内にある長文テキストや複雑な構成の情報に対して、Google独自のAIオーバービューが解析と再構成を行う。たとえば、ニュース記事のスクリーンショットを囲むと、その見出しや著者名、要点などが自動的に整理されて提示されるという。
「要約」では、Geminiに近い手法でテキスト全体の文脈を読み取り、内容を数行に圧縮して表示。「抽出」は、ページ内の情報をセクションごとに分解し、視覚的な位置関係も保ったままリスト形式に整理する仕組みだ。「説明」では、記事や投稿の主旨をAIが平易な文章で紹介し、元の情報が掲載されたWebサイトへのリンクも提示される。ただし、リンクは該当記事そのものではなく、トップページなどより広範なURLが表示される点には留意が必要だ。
こうした処理は、従来のGoogleレンズの機能と比較しても、検索結果の深度と理解度を飛躍的に高める可能性を持っており、情報収集の効率そのものに変化をもたらす余地がある。
スマホでの情報収集が劇的に変わるかもしれない理由
今回明らかになったAIチップの機能は、Galaxy S25シリーズとともに発表されたCircle to Searchの延長線上に位置づけられているが、その実装内容は一歩進んだ体験へと踏み込んでいる。特に画像に含まれるテキストに対して即時に要約や解説を提示する設計は、従来の「見て終わり」「検索して調べる」というステップを短縮し、読み取りや判断のフェーズを省略可能にするものと見られる。
画像キャプチャ後に利用できるこれらのAIオーバービュー機能は、単なるOCRではなく、文脈を把握した上で意味のある再構成を行っている点が特徴的である。情報を分類して表示する手法は、ブラウジング中に見かけたニュースや商品ページなどを一時的に保存せずとも内容のポイントを即座に掴める手助けとなる可能性がある。また、Googleレンズへの応用が示唆されていることから、将来的には現実空間での情報取得にも同様の仕組みが展開される可能性も否定できない。
一方で、情報の要約や抽出がAIによって自動的に行われることで、誤解を招く提示や情報の取捨選択に関する懸念も伴う。あくまで補助的機能として活用することが求められ、正確性の担保については今後のアップデートに注視する必要があるだろう。
Source:Android Central