Samsungの次期フラッグシップモデルGalaxy S26に、同社自社製チップ「Exynos 2600」が搭載される可能性が浮上した。信頼性の高いリーカー@Jukanlosreveの報告によれば、Exynosの採用は確定的であり、ただし供給量は極めて限定的となる見通しだという。

近年のSシリーズでは全世界共通でQualcomm製Snapdragonチップが採用されており、特にS23およびS25では特別仕様の「for Galaxy」版が提供されていた。それだけに、再びExynosとの二本立て体制へと回帰する動きは、パフォーマンス面での地域差や購買判断への影響を再びもたらす可能性がある。

Exynos 2600はSamsungの2nmプロセスで製造され、Snapdragon 8 Eliteの3nmと比較して理論上の性能向上が期待されている。一方で、過去のExynosチップは性能や対応規格において評価が分かれており、再導入に対する不安と議論は今後も続く見通しである。

Exynos 2600の搭載とSnapdragonとの地域別棲み分け

Galaxy S26では、Samsung自社製のExynos 2600が限定的に搭載されるとの見通しが浮上している。2025年3月30日にリーカー@Jukanlosreveが明言した内容によれば、Exynos 2600は復活が既定路線とされており、これは以前から囁かれていたSamsungの製造体制強化の噂とも整合する。S26では再び、地域によってExynosとSnapdragonが使い分けられる構図が復活する可能性が高い。

具体的には、米国・カナダ・中国といった地域ではQualcomm製Snapdragon 8 Elite 2が採用され、それ以外の一部地域ではExynos 2600が搭載されるとみられている。過去にExynosチップがmmWaveへの対応不足などで後れを取ったことがあるが、今回の情報ではそうした制約は既に解消されていると読み取れる。ただし、Exynosの供給は限定的とされ、搭載地域が極端に狭まる可能性も否定できない。

この構成は、Samsungにとってコスト効率と供給網の柔軟性という面で大きな利点をもたらす。一方で、性能や安定性に差があるという印象が根強い以上、端末の性能格差を巡る議論が再燃することは避けられないと見られる。技術的均質性の観点からも、今回の判断には評価が分かれる余地がある。

2nmプロセス導入による性能と戦略上の意味合い

Exynos 2600はSamsungの2nmプロセスによって製造される予定であり、トランジスタの微細化により消費電力と処理能力の両面で進化が期待されている。これに対してSnapdragon 8 Eliteシリーズは3nmプロセスが主流であり、プロセス世代においてSamsungが技術的先行を試みる構図が浮かび上がる。チップセットの開発と製造を自社で一貫させる同社の哲学が、今回の投入で改めて表面化している。

Samsungはこれまでも、Tizen OSやGalaxy Storeなど独自技術とエコシステムの構築に執着してきた歴史がある。Exynos 2600の再投入は、その延長線上にある自己完結型の製品戦略の一環とも取れる。外部サプライヤー依存からの脱却は、調達リスクを下げるだけでなく、価格競争力を維持する上でも理にかなっている。

ただし、過去のExynos搭載端末では、Snapdragonモデルとの比較で発熱や処理速度の面で不満が生じた例も少なくない。その記憶が残る中で、Exynos 2600の登場がどこまで評価を覆せるかは未知数である。技術革新と市場の信頼回復、その両輪を問われる局面が目前に迫っている。

Source:Digital Trends