NVIDIAの最新世代ノート向けGPU「RTX 5090」を搭載したゲーミングノートが登場したが、同シリーズのデスクトップ版との性能差がかつてないほど拡大している。NotebookcheckやPC Magのレビューに基づいたDigital Trendsの分析によれば、『サイバーパンク2077』などのゲームで最大50%の性能差が生じており、特に高負荷時のフレームレート低下が顕著である。
DLSS 4やマルチフレーム生成により一定の快適性は保たれているものの、価格を考慮するとアップグレードの妥当性には疑問が残る。既にRTX 4090ノートを使用しているユーザーにとっては、性能向上幅が小さく、買い替えの優先度は低いとの見方が強い。デスクトップとの比較を前提に購入を検討すべき状況にある。
RTX 5090ノートPCの実性能 Razer Blade 16のベンチマーク結果が示す課題

NVIDIAのRTX 5090を搭載したゲーミングノート「Razer Blade 16」の初期性能テストにより、デスクトップ版との顕著な差異が浮き彫りとなった。
NotebookcheckおよびPC Magによる検証を基にDigital Trendsが報じた内容によれば、『Dota 2 Reborn』や『サイバーパンク2077』といった高負荷タイトルにおいて、平均フレームレートが著しく低下する傾向が確認された。とりわけ、描画負荷の高い設定ではパフォーマンスが半減するケースもある。
過去世代でもノート向けGPUはデスクトップ版に及ばなかったが、RTX 5090世代ではその差が最大で50%に達することが報告されている。DLSS 4とマルチフレーム生成の技術的進展によって表面上は滑らかな描画が可能となるが、ベースとなる処理能力における差は依然として深刻である。
この点において、ハードウェアとしての限界が顕在化しており、発熱・電力制限といったモバイル筐体特有の要素が性能を抑制していると見られる。
この結果は、単にフレームレートの数値差にとどまらず、ユーザー体験全体に及ぶ要因として捉える必要がある。Razer Blade 16という高価格帯モデルを用いた検証であることを踏まえれば、他メーカーのRTX 5090搭載機種においても類似の結果となる可能性は高く、性能面での大幅な逆転は期待しにくい構造的課題が存在している。
RTX 4090ノートからの乗り換えは得策か 価格と性能のバランスを巡る考察
現時点でRTX 4090搭載ノートを所有しているユーザーにとって、RTX 5090モデルへの乗り換えが合理的かどうかは極めて慎重な判断が求められる。情報によれば、RTX 4090ノートも依然として非常に高性能であり、最新世代に対する優位性の欠如が指摘されている。特にRTX 5090ノートは高価格帯での投入が前提となっており、性能向上に見合う費用対効果の薄さが懸念される。
一方で、RTX 5080や5070 Tiといった同世代の下位モデルを搭載したノートPCは、相対的に価格が抑えられており、性能とコストの両立を図る上で現実的な選択肢となり得る。また、ノートではなくデスクトップを選択する場合、同価格帯でより高性能なGPUを搭載する構成が可能であり、性能志向のユーザーにとってはそちらの方が合理的な投資と見なされる余地がある。
このように、RTX 5090ノートの投入は選択肢の幅を広げる一方で、消費者に対して「価格に見合う性能か」という問いを突きつける結果となっている。特に現行機で既に満足なゲーミング体験を得ているユーザーにとっては、乗り換えがもたらす実質的な恩恵は限定的であり、冷静な費用対効果の分析が求められる場面が増している。
Source:Android Headlines