Samsungは、Galaxy Tab S10 FEおよび大型モデルS10 FE+を4月3日に韓国で発売すると、現地小売業者の製品カタログにより判明した。両モデルは同日中にグローバル展開される見通しで、既にオランダの大手通販サイトBolでも掲載が確認されている。価格はS10 FE(Wi-Fiモデル)が580ユーロから、S10 FE+が750ユーロからで、いずれもグレー、ライトブルー、シルバーの3色展開となる。

搭載ディスプレイは10.9インチおよび13.1インチのIPS LCDで、リフレッシュレートは90Hz、OSはAndroid 15ベースのOne UI 7。さらに、45W急速充電対応の大容量バッテリーやExynos 1580チップセットなど、ハイエンド機に匹敵する仕様を備えながら、厚さ6.0mmの薄型ボディで携帯性も高い。

Galaxy Tab S10 FEデュオが示すSamsungの製品戦略と価格設計

Galaxy Tab S10 FEとS10 FE+は、2024年4月3日の韓国市場での発売を皮切りに、同日にグローバル展開が予想されている。オランダの小売サイト「Bol」によれば、Tab S10 FEのWi-Fiモデルは128GBで580ユーロ、256GBで630ユーロとされ、上位のFE+はそれぞれ750ユーロ、800ユーロで提示された。

いずれもミッドレンジ帯に位置づけられながら、厚さ6.0mmの薄型筐体、90Hz駆動のIPS LCDディスプレイ、45W急速充電対応バッテリーを搭載し、性能面では上位機種に迫る構成となっている。本機が注目される一因は、SamsungがFE(Fan Edition)シリーズに込める「コストと性能の均衡」という方針が、今回さらに洗練された形で具現化されている点にある。

前世代のTab S9 FEデュオに比して薄型化が進み、リフレッシュレートや急速充電対応も継承されたことで、日常利用における快適性が向上したと見られる。また、5GモデルがWi-Fi版より100ユーロ高い価格で展開されることは、通信ニーズの多様化に応える姿勢の表れと受け取れる。

Samsungのタブレット戦略において、本シリーズが「手頃な価格で高機能を望む層」に明確に照準を合わせていることが窺える。

新型ExynosチップとAndroid 15搭載が意味する技術的進展

Galaxy Tab S10 FEシリーズには、Samsung製の新型SoC「Exynos 1580」が採用されており、Android 15ベースのOne UI 7がプリインストールされる予定である。Exynos 1580の詳細な性能スペックは公表されていないが、現時点でリークされた構成から見て、ミドルレンジ帯における高効率なマルチタスク処理が主眼となっている可能性がある。

Android 15と組み合わせることで、アプリのメモリ管理や電力消費最適化が図られ、ハードとソフトの親和性に基づくユーザー体験の底上げが狙われていると考えられる。特に注目すべきは、タブレットにおけるOSとチップセットの連携が、これまで以上に高機能・高効率化の方向に舵を切っている点である。

Samsungはこれまで、高価格帯においてはSnapdragon搭載モデルでパフォーマンスを追求し、ミドル帯では自社チップでコストバランスを図るという方針を取ってきた。今回のTab S10 FEデュオではその中間を狙うような構成となっており、Exynos 1580の実力とAndroid 15の最適化レベルが、今後の評価を左右する要素となる。

仮にスムーズな動作や省電力性能が一定水準を超えた場合、本シリーズが同価格帯の他社タブレットに対して競争優位性を持つ可能性も生まれる。

Source:GSMArena