Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 10 Pro Fold」とされる3枚のレンダリング画像が流出し、Pixel 9 Pro Foldとの大幅なデザイン差異は見られないことが判明した。外部・内部ディスプレイやカメラ配置も現行モデルと酷似し、プロトタイプ段階から変化が乏しい点が注目される。

また、Tensor G5チップや最大16GB RAMなどスペック面では進化の兆しがある一方、価格は昨年より抑えられる可能性も示唆された。正式発表は例年通り8月との見方が有力だが、ハードウェア刷新を求める市場との温度差も意識される展開となっている。

デザインの継承と変化の乏しさが示すGoogleの戦略的停滞

リークされたPixel 10 Pro Foldのレンダリング画像は、外観デザインにおいてPixel 9 Pro Foldと極めて類似しており、背面カメラの3眼構成やポーセリンカラーの筐体など、視覚的な刷新はほとんど見受けられない。内部・外部ディスプレイともに、パンチホール型カメラや角の丸いベゼルデザインを踏襲し、折りたたみ端末としての進化は控えめであると読み取れる。

これにより、Googleは本モデルをマイナーアップデートに位置づけ、性能向上や価格戦略に重きを置く可能性がある。とはいえ、Galaxy Z Foldシリーズなど競合機の急速なデザイン革新と比較すると、現状維持の方針は消費者の期待と乖離しかねない。特に折りたたみ型という市場自体がまだ黎明期にある中、視覚的な差異が薄い製品は新規購入層への訴求力を持ちづらい。Googleの選択が吉と出るか凶と出るか、今後の市場の反応が焦点となる。

Tensor G5と価格戦略に見るGoogleの次なる焦点

Pixel 10 Pro Foldには、TSMC製の完全カスタムTensor G5チップが搭載される可能性が示唆されており、これが実現すればバッテリー寿命の向上やAI機能の進化が期待される。さらに、最大16GBのRAM、最大512GBの内部ストレージが用意される見込みで、スペック面では明確な向上が見られる。

一方、Android Headlinesは「昨年よりも低価格になる可能性がある」とも伝えており、Googleが性能向上と価格抑制の両立を図る意図が読み取れる。これは、プレミアム端末としての位置づけを維持しつつ、より広いユーザー層に浸透させたい狙いと捉えられる。ただし、こうした高性能化と価格競争力の両立は製造コストや利益率の面で難易度が高く、実際の市場投入時にどこまで実現されるかは依然不透明である。価格と性能のバランスが、この端末の命運を左右する要素となるだろう。

Source:Android Central