Appleが2025年秋にリリース予定のiOS 19において、iPhone XS、XS Max、XRのサポートを打ち切る可能性があると、過去の実績を持つ匿名リーカーが指摘している。これらの機種はいずれもA12 Bionicチップを搭載しており、2024年時点では互換性が維持されるとの見方が有力だった。
同じA12を搭載した第7世代iPadもiPadOS 19の対象外になるとの噂がある一方で、第8世代以降のiPadやiPad mini 5などは対応機種とされている。この整合性の欠如は、Appleのデバイス方針に再考を促す要素とも受け取られている。
正式な対応機種の発表は、2025年6月9日のWWDCで行われる見込み。iPhoneユーザーにとっては、OS更新に伴う端末寿命の見極めが重要な判断材料となる局面が近づいている。
iPhone XS・XR・XS MaxのiOS 19非対応説とその根拠

9to5Macの報道によれば、ある信頼性の高いリーカーが、iPhone XS、XS Max、XRの3機種がiOS 19の対象外となる可能性を示唆している。これらのモデルはすべてA12 Bionicチップを搭載しており、これまでのAppleのサポート方針から見ても、現時点での除外はやや異例と受け取られている。
とりわけ、2024年12月時点での情報では、iOS 19の対応リストは現行通り維持されるとの見通しが強かった。一方で、今回の情報提供者は過去にもAppleの製品戦略に関する情報を的中させてきた経緯があり、その発言には一定の注目が集まる。
加えて、第7世代iPadもiPadOS 19の対象外となる見込みとされており、これが事実であれば、AppleはA12チップ搭載デバイスのサポート方針を見直し始めている可能性がある。現行の対応予定デバイスには、iPhone 11以降やiPhone SE(第2世代、第3世代)が含まれている。
とはいえ、A12チップ搭載のiPad mini 5やiPad Air 3などは引き続きiPadOS 19に対応するとの噂も併存しており、この整合性の欠如は判断をより複雑にしている。Appleが6月9日のWWDCで発表予定のiOS 19では、これらの噂が正式な情報によって明らかになることが期待される。
同一チップで異なる対応 Appleの整合性に潜む判断軸
今回のiOS 19に関する最大の論点の一つは、A12 Bionicチップを搭載するiPhoneとiPadで対応可否が分かれている点にある。Appleはこれまで、チップ世代をOSアップデートの主な判断材料の一つとして用いてきたが、iOSとiPadOSで異なる方針を取ることに合理的な説明が求められている。
iPhone XS・XRと同じA12を搭載するiPad mini 5などがiPadOS 19対応とされる一方で、iPhone側は切り捨てられる可能性があることは注目に値する。この不整合の背景には、OS設計の違いや利用用途の特性が影響している可能性もある。iPadではマルチタスクやペン入力といった処理の最適化が優先され、OS全体のリソース配分が異なる点も無視できない。
一方、iPhoneはハードウェアの陳腐化とソフトウェアの進化とのバランスを取る必要があり、一定期間でのモデル更新を促す企業戦略の一環として、OSサポート打ち切りが選ばれることもある。ただし、A12チップは依然として一定の性能を保っており、セキュリティ面や日常利用において深刻な問題を抱えているわけではない。
ユーザー側の反発を避けるためにも、AppleはWWDCでの発表時に、その判断基準を慎重に説明する必要があるだろう。今後のサポート対象選定において、単なるチップ性能だけでは読み切れない、複数の基準が採用されている可能性が高まっている。
Source:AppleInsider