Google Pixelシリーズの「At a Glance」ウィジェットにおいて、最新の天気情報が正しく表示されない不具合が一部ユーザーの間で確認されている。現在の気温は比較的正確である一方、最高・最低気温の予報が1週間にわたって更新されない例が報告されているほか、ロック画面では昨日の天気予報が“今日”として表示されるケースもある。Googleはこの問題に対し、修正の展開を進めているとThe Vergeへの声明で明かしており、Pixelユーザーへの影響軽減に向けた対応が進行中である。
ウィジェットの天気情報に表示ズレ 実際の症状と報告内容

今回の不具合はPixelスマートフォンの「At a Glance」ウィジェットに限定されており、気温の現在値こそ正確だが、最高・最低気温の予報が1週間以上にわたって更新されないケースが確認されている。Reddit上に寄せられたユーザーの投稿によれば、天気アプリ本体には正しい予報が表示されていたという。つまり、アプリ内の情報は正常に取得できているにもかかわらず、ウィジェット部分だけが過去のデータを表示し続ける状態に陥っていたことになる。
さらに、Googleサポートフォーラムにも複数の報告が上がっており、Pixel 8Aのロック画面では、朝になると前日の予報が“今日の天気”として表示され、夕方には当日の情報が“明日の予報”として扱われるといった具体的なズレが生じていた。これにより、実際の天気との食い違いが発生し、利用者がその日の服装や持ち物を誤って判断するリスクもあったと言える。Googleの広報担当マシュー・フリーガル氏は、こうした事例に対応するため、現在修正を展開中であることをThe Vergeに対して明らかにしている。
表示は正確でも信頼性に疑問符 生活への影響と期待される改善
天気ウィジェットは、日常の行動判断に直結する情報源でありながら、その表示が信頼できないとなれば、単なる不具合では済まない問題とも言える。今回のように“昨日の予報が今日として表示される”という挙動は、外出前の判断を誤らせる要因となりうる。特に雨具の有無や防寒対策といった身支度において、天気の信頼性は重要であり、このようなズレはユーザーの行動に直接的な混乱をもたらす。
また、天気アプリ本体では正確な予報が取得できていたという点も見逃せない。システムとしての天気情報の取得には問題がなく、ウィジェットの表示処理、あるいはキャッシュ機能など特定の構造に原因が存在する可能性もある。これまでPixel端末は、情報表示のスマートさや即時性が評価されてきたが、今回の事象はその信頼を揺るがす一因となる。Googleが修正を進めている以上、再発防止とともに、ウィジェットの更新ロジックや情報反映の仕組みに対しても、何らかの見直しが行われることが望ましいだろう。
Source:The Verge