Googleは、Gemini Advancedを搭載したすべてのAndroidデバイスで「Gemini Live」のカメラと画面共有機能が利用可能になると正式に発表した。これにより、当初PixelとGalaxy S25シリーズのみに限定されると予想されていた展開が一転、フォルダブル端末やタブレットを含む広範な端末での対応が見込まれている。
また、Gemini Liveは一時停止やアプリからの離脱、画面ロックといった状況で自動的にカメラや画面共有がオフになる仕様が設けられており、復帰時には手動での操作が必要になるケースもある。段階的なリリースが行われているため、すぐにすべてのユーザーが利用できるわけではない点にも注意が必要だ。
対応端末が拡大された背景とカメラ・画面共有機能の具体仕様

Googleは、今年初頭にPixelおよびGalaxy S25シリーズに限定されるとの見方があった「Gemini Live」の展開について、サポート記事上で「Gemini Advancedを搭載したすべてのAndroidデバイス」に対応する方針を明記した。これにより、フォルダブル端末やタブレットなども利用対象となる見込みであり、利用者の端末環境に左右されず、AI機能の恩恵を受けられる構図が整いつつある。
具体的な仕様として、カメラは「Liveチャットが一時停止された場合」「Geminiアプリから離れた場合」「画面ロック状態になった場合」に自動的にオフになる動作が確認されている。Liveチャットを再開してもすぐにはオンにならず、手動操作が求められるケースも存在する。また、画面共有機能に関しても、同様のタイミングで停止され、自動再開には対応していない。
このような仕様は、プライバシー保護とユーザーの操作意図の尊重を優先した設計と見られ、誤作動や意図しない共有を防ぐ狙いがある。一方で、スムーズな再接続を求めるユーザーには手間となる可能性もあり、今後のUI調整次第で利便性が変わる場面も考えられる。
Astra非搭載端末向けUI変更が示す開発方針の柔軟さ
一部のGeminiベータユーザー向けに、「Gemini Live」のUIが音声操作に特化したシンプルなデザインへと戻された動きが確認されている。対象はGoogleアプリ16.12を使用するAstra非搭載の端末とされ、フルスクリーンUIから円形の音声ボタンを中心とした旧インターフェースへとロールバックされている。これは正式な機能リリース前の調整段階であることを示しており、機能性と操作性の両立を図るためのフィードバック反映と考えられる。
また、このUIの変化は、「すべてのAndroidデバイス対応」との方針とも整合している。つまり、端末ごとのスペック差やユーザーの操作習慣を考慮しながら、利用可能な範囲を保ちつつ、UIと機能の最適化を模索している段階と受け取れる。とくに音声中心の操作体系は、手持ち操作が困難なシーンやマルチタスク中に有効であり、利用状況によってはこちらの方が扱いやすい場合もある。
今後のアップデートでは、このようなUIの可変性がユーザーごとの体験をどう変えるかも注視すべき点となる。
リリースの段階的展開と今後の利用シナリオの広がり
Googleは「Gemini Live」の新機能について、段階的なリリースを行っていることを繰り返し案内しており、すべての対象ユーザーが即座に利用できるわけではない。これはサーバー側の調整やフィードバックの収集を前提としたリリースモデルと考えられ、特定の地域や端末から順に展開されていく形をとっている可能性がある。
段階的リリースという性質上、利用可能なユーザーとそうでないユーザーの間で体験に差が生じるが、逆にいえば今後のアップデートで突然機能が有効になる場面も考えられる。とくに、モバイルアプリ上でのAIアシスタント活用が日常化しつつある現状では、カメラと画面共有の組み合わせが生活のさまざまな場面に組み込まれていく可能性は高い。
実際に、リアルタイムの映像共有を通じて手元の作業をAIと一緒に進めたり、画面を映しながらの会話によって複雑な指示を出すことが想定される。そうした活用が広まれば、今回の展開は単なる機能追加ではなく、デバイスとの向き合い方そのものを変える契機となるかもしれない。
Source:9to5Google