OnePlusが配信を開始した「OxygenOS 15.0.0.703」では、2025年3月のAndroidセキュリティパッチやプライバシーパスワードの再設定機能の改善などが導入されたが、同時に複数の深刻な不具合も報告されている。
バッテリーの持ちが従来の約10時間から4~6時間程度に急減するケースや、タッチスクリーンの反応遅延、誤タップ、フォントサイズの変更、ウィジェットの位置ズレなどが多数確認されており、アップデート後の使用感に混乱が広がっている。
バッテリー性能の大幅低下にユーザー困惑 通常時の半分以下に落ち込む報告も

今回のOxygenOS 15.0.0.703アップデート後、OnePlus 13ユーザーからバッテリー持続時間の悪化が相次いで報告されている。従来は画面オン状態で10時間超の使用も可能とされていたが、アップデート後は4〜6時間へと大幅に短縮されたケースが確認されており、実用面での影響は小さくない。これまでのOnePlus機は電池持ちの良さが大きな評価ポイントとされてきたため、今回の変化はユーザーにとって予想外だったといえる。
一方で、今回のセキュリティパッチやパフォーマンス改善の影響で、バックグラウンド動作の仕様や電力制御アルゴリズムが変化した可能性も否定できない。特に目立った新機能の追加が見られない中での急激なバッテリー消費は、ソフトウェア側の調整不足や不具合の兆候と考えられ、アップデート配信地域の拡大に慎重な姿勢が見られる理由とも重なる。多くのユーザーが恩恵よりも負担を感じている現状では、修正パッチの投入や配信停止の判断が早期に求められる状況にある。
タッチ操作やUIに異常続出 使用感への影響が拡大中
アップデート後、一部ユーザーからタッチスクリーンの反応遅延や誤動作といった入力系の問題が報告されている。タップがダブル入力になる、アプリ切り替え時に画面がちらつく、ウィジェットの位置がズレる、フォントサイズが勝手に変わるなど、日常操作に関わる不具合が複数同時に発生しており、OnePlus 13本来のスムーズな操作性に対する信頼感が揺らいでいる。
こうした挙動は、UI描画エンジンやタッチパネル制御のチューニングに何らかのズレが生じている可能性がある。また、画面描画のタイミングや入力処理の優先度に影響を与える要素が複雑に絡んでいることも想定される。これまで高精度なレスポンスが売りだったOnePlusにおいて、こうした細かなズレは日常的な違和感へと直結しやすい。特にSNSやチャットアプリの使用頻度が高い利用者ほどストレスを感じやすく、早期の不具合解消が求められている。
アップデートはインド限定で展開中 グローバル配信は様子見か
OxygenOS 15.0.0.703は現在、インド市場限定で配信されており、他地域への展開は慎重に進められている。これはバッテリーやタッチスクリーンの問題が解決しないままグローバル展開を進めることで、さらなる混乱を招くリスクを避ける意図があると見られている。OnePlusはこれまで地域ごとの段階的配信を行ってきたが、今回のように早期段階で複数の不具合が報告されるケースは珍しい。
今後、インドでのフィードバックを元に修正アップデートが検討される可能性は高いが、アップデートの配信自体が一時的に停止される可能性も否定できない。すでに問題を体験している一部ユーザーにとっては、ロールバックの選択肢や修正パッチの提供が望まれる一方で、まだ配信が始まっていないユーザーにとっては、慎重な配信方針がむしろ安心材料となる。不具合の詳細な原因が明らかになるまで、アップデートを見送る判断も一つの選択肢となりそうだ。
Source:Android Headlines