Solana(SOL)は、直近の12%下落から反発を見せているが、RSIが70を超える水準に達し、過熱感が警戒されている。テクニカル指標ではゴールデンクロス形成の兆候も見られる一方で、主要なレジスタンスである131ドルの突破には至っていない。一方、EthereumはDEX(分散型取引所)における取引高で、6か月ぶりにSolanaを上回る展開となった。

これは市場の資金流入の重心が変化している可能性を示唆し、Solanaにとってはトレンド継続の足枷となりうる。BBTrendやEMAラインの改善は安定化の兆しと捉えられるが、124ドルを割り込めば一転して弱気トレンドに転じるリスクも残る。現在の反発局面は極めて脆弱であり、慎重な見極めが必要とされる。

RSIとBBTrendが示す市場の緊張感と改善傾向

Solana(SOL)の相対力指数(RSI)は、わずか1日で38.43から72.91へと急騰し、買いが過熱状態に突入している。RSIは70を超えると買われすぎを示し、短期的な調整局面の到来を警戒する指標として知られる。実際、この数値の急上昇はトレーダー心理の急速な変化を映し出しており、強気相場への期待感が高まっていることを物語っている。

一方で、ボリンジャーバンド・トレンドを示すBBTrendは-12.68から-11.18へとわずかに上昇し、弱気ムードがわずかに和らいでいる。BBTrendが依然としてマイナス圏内にあることから、完全な転換とは言い難いが、過度な売り圧力は一旦収束したとみるべきである。この改善傾向は市場のボラティリティが緩和しつつあることを示しており、反発局面における一つの足場と捉えられる。

ただし、テクニカル指標が示す強気シグナルが継続的な上昇トレンドへとつながるかは不透明である。勢いだけで価格が上昇している場合、レジスタンス到達後に反落する可能性も否定できず、現局面は冷静な分析が求められる。

Ethereumの取引高上昇がSolanaの優位性に与える影響

分散型取引所(DEX)における取引高で、EthereumがSolanaを6か月ぶりに上回った事実は、単なる出来高の変動にとどまらない。これはDeFi市場における資金の回帰、あるいはネットワークの信頼性に対する評価の再構築といった、構造的な変化の兆候とも読み取れる。取引高の優位はネットワーク上での活動の多さを反映するため、開発者やプロジェクトの流入にも影響を及ぼしうる。

この動きは、Solanaの短期的な上昇気流に冷や水を浴びせる可能性を含んでいる。EthereumがDEX市場で再び主導権を握ったことは、Solanaの流動性やエコシステムの成長力に対する市場の期待が一部後退していることを示すものと捉えられる。特に、トレーダーにとって取引高の多さはスプレッドや流動性の面で優位性があり、その選好がEthereumに傾いたことの意味は小さくない。

Solanaが長期的に再評価されるためには、単なる価格の反発ではなく、技術力やユーザー体験の優位性を明確に示す必要があるだろう。現時点では、Ethereumの存在感が再び際立ちつつある。

Source:BeInCrypto