Nintendo Switch 2では内部ストレージが256GBに拡張される一方で、従来のmicroSDカードは使用不可となり、新たに「microSD Express」規格への対応が必須となる。これはSSDに匹敵する速度を持つ次世代メモリーカードで、SamsungやSanDiskが対応製品を発表済み。Switch 2のDirectイベントでもこのカードが明示的に登場し、任天堂が新規格を採用することが正式に判明した。

Switch 2は「microSD Express」専用に 従来カードとの非互換が正式判明

Nintendo Switch 2は、これまで使用されてきたmicroSDカードとの互換性を廃止し、「microSD Express」規格のカード専用設計であることが明らかとなった。これは、SamsungやSanDiskが2024年に発表した新規格で、最大880MB/sという圧倒的な読み取り速度を実現している。旧来のmicroSDカード(最大200MB/s程度)と比べて速度差は歴然で、コンソール向けゲームにおける読み込み時間の短縮が主な狙いとみられる。

Nintendo Directイベント中には、Samsung製およびSanDisk製のmicroSD Expressカードが紹介され、公式にサポートされることが確認された。一方で、従来のカードはSwitch 2では認識されず、既存ユーザーは新たにカードを購入する必要がある。この非互換性は混乱を招く要素ではあるが、Nintendoはプレスリリースで「高速な読み取り速度」を明示しており、性能向上のための選択と考えられる。

ストレージ容量256GBはSwitch 2の基本仕様としては十分とは言えず、大容量ゲームの保存やダウンロードには外部拡張が事実上不可欠となる。そのため、初期投資として新規格カードの購入を前提に考える必要がある。互換性がないという仕様は、旧機種ユーザーの不満を招きかねないが、速度重視の設計という点では一貫した判断とも受け取れる。

速度と耐久性で選ばれる新規格 microSD Expressカードの特長を整理する

microSD Expressカードは、既存のmicroSDを上回るだけでなく、一部のSATA SSDすら凌駕する性能を持つ。例えばSanDiskの256GBモデルでは読み取り880MB/s、書き込み480MB/s、持続書き込みでも210MB/sと、高速化が際立っている。Samsungも同等性能のカードを発表しており、どちらもSwitch 2での使用を想定した製品とみられる。さらに、Lexar製の上位モデルでは読み取り900MB/sという性能も確認されており、最大1TBの容量に対応している。

この新規格は速度だけでなく、耐久性にも優れている。LexarのPlay ProシリーズはIPX7相当の防水性を持ち、耐衝撃・耐磁・耐温度・耐摩耗など、携帯型ゲーム機との相性が高い仕様が揃っている。高性能カメラや将来的な次世代デバイスへの対応も意識されており、ゲーミング用途を超えた幅広い活用が期待されている。

一方で、これらのカードは価格も高めで、SanDiskの256GB版は60ドル、128GB版でも45ドル程度。従来のmicroSDと比較して2〜3倍のコストとなるが、速度と安定性を求めるなら妥当な水準とも言える。Switch 2でのストレスフリーな体験を望むのであれば、性能面を重視した選択が長期的には有利となる可能性がある。

Source:BGR