Samsungは、プレミアムモデルS24で初披露したGalaxy AIを、Galaxy A56、A36、A26の3機種にも展開し始めた。Circle to SearchやAIセレクト、音読機能、オブジェクト消去など、多彩なAI機能が日常的な操作の効率化を図る。特にA56には、ベストフェイスやオートトリムといった独自機能も用意されており、写真や動画編集をより直感的に楽しめる可能性がある。Samsungは「AIで何ができるか」ではなく「AIが何をしてくれるか」という視点で、使い手の体験向上を目指している。

Galaxy A56にだけ搭載された特別なAI機能とは何か

Galaxy A56には、A36やA26にはない専用機能が搭載されている。そのひとつが「ベストフェイス」で、最大5人までのグループショットに対応し、撮影後に各人の最良の表情を自動で選別して合成できる。もうひとつの「オートトリム」は、複数の動画クリップをAIが解析し、最も印象的なシーンを抽出してハイライトリールを生成する機能である。これにより、動画編集の知識がなくても手軽に魅力的な動画を作成できるようになる。

従来こうした編集作業には手動での細かな調整が必要だったが、Galaxy A56ではAIが選定と編集を代行するため、特にSNSや家族の記録用途でその利便性が際立つ。加えて、トランジション効果まで自動調整される点も見逃せない。A36やA26にも共通のAI機能は多いが、こうした限定機能の存在は、A56をよりクリエイティブな用途に強い端末として差別化している。中価格帯に属しながら、ここまで編集機能が洗練されている機種は少なく、選択肢として十分に魅力的な一台といえる。

「AIがしてくれること」を体現するGalaxy Aシリーズの新機能

Samsungが公開した一連の動画では、Galaxy AIがユーザーに何をしてくれるかを端的に示している。たとえば「Circle to Search」は、画面上の対象物を円で囲むだけで関連情報を即座に検索可能にし、調べ物の煩わしさを軽減する。「AIセレクト」では、表示中の情報に応じて次に取るべきアクションを提示し、QRコードの読み取りやGIF作成なども一手で実現できる。このようにAIが状況に応じた選択肢を提示することで、操作の流れが途切れにくくなるのが特徴だ。

さらに、「音読機能」は、長文記事を音声で読み上げてくれる。通勤中や作業中でも情報収集が可能になる点で、実用性が高い。「オブジェクト消去」や「編集の提案」も、画像編集の負担を軽減するツールとして機能しており、反射の除去や背景のぼかしをワンタップで処理できる。こうした一連の機能は、AIが単に“できること”を示すのではなく、日常の中でどう役立つかを具体的に可視化している。操作の先読みをするような振る舞いは、使い手にとって自然なアシストとして感じられる場面が増えていきそうだ。

Source:GSMArena