Samsungが「Galaxy Tab S10 FE」「Galaxy Tab S10 FE Plus」を発表し、4月10日より発売する。最大の特徴は、シリーズ初のAI機能の搭載と、パフォーマンスを強化するExynos 1580チップの採用だ。特にPlusモデルは13.1インチの大型LCDディスプレイと10,900mAhバッテリーを備え、より高い没入感と長時間駆動を実現する。
両モデルには1300万画素の高解像度リアカメラが搭載され、従来より撮影性能も向上。一方で、リフレッシュレートは90Hzにとどまり、SペンもBluetooth非対応版となっている。価格は500ドルからで、先行予約での割引や旧モデル下取りによるキャンペーンも実施される可能性がある。
新プロセッサと大画面がもたらす進化 性能と使い勝手に注目

Galaxy Tab S10 FEとS10 FE Plusには、Samsung製のExynos 1580チップセットが搭載されており、前モデルのExynos 138から大幅に性能が引き上げられている。これはアプリ起動の速さやマルチタスク時の処理安定性など、日常使用における体感差に直結する部分であり、動画視聴やゲーム、ノートアプリなどを快適に扱える点は特筆すべきだ。さらに、FE Plusは13.1インチの大型LCDディスプレイを採用しており、標準モデルや従来のFEモデルよりも一段と広い作業スペースを提供する。
ただし、OLED非採用やリフレッシュレート90Hzといった仕様には限界も見える。画面の滑らかさや発色に敏感な層にとっては、標準のTab S10やUltraのほうが魅力的に映る場面もあるだろう。それでも、より大きく、より軽くなったボディは、動画視聴からノート取り、電子書籍まで多用途に活用できるバランスの良さがあり、実用性を優先する人には充分に満足のいく選択肢となり得る。
AI機能とカメラ性能の刷新 Sペンの仕様には一抹の不満も
Galaxy Tab S10 FEシリーズでは、シリーズ初となるAI機能が搭載されたことが大きな変化であり、これにより文書の要約や検索の自動補助などが期待される。具体的な機能詳細は明らかにされていないが、Tab S10の標準モデルに近い機能体験が得られるとされている点から、作業効率や日常操作の快適性には一定の向上が見込める。加えて、1300万画素のリアカメラは前モデルからアップグレードされており、日常の撮影やスキャン用途にも対応しやすくなっている。
一方で、Tab S10 FE Plusでは前世代にあった超広角カメラが削除されており、撮影の多様性という観点では後退とも受け取れる。また、同梱のSペンはBluetooth非対応のシンプル仕様であり、リモート操作や空中ジェスチャーといった高度な使い方には不向きとなっている。この仕様は、同様の構成で提供されたTab S9 FEやGalaxy S25 Ultraでも物議を醸した部分で、筆記用途以外の利用を重視する層にとってはやや物足りなさを感じるかもしれない。
Source:CNET