SamsungがMWCで披露した超薄型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」に対し、発売延期や中止の可能性が浮上している。複数の著名リーカーが技術的問題による発売時期の遅延を伝えており、内部構造とスリム設計のバランスが原因との見方もある。
韓国メディアは、大統領弾劾裁判による発表時期の見直しも影響していると指摘しているが、真の課題は製品自体の完成度にあるとの見解が強まっている。テスト不足や設計上の限界が最終判断に影響する可能性は否定できない。
競合機種となるiPhone 17 Airの登場を控える中、Samsungが下す決断に注目が集まっている。
超薄型設計が抱える技術的リスクと製造上の課題

Galaxy S25 Edgeは、これまでにないほどのスリムな筐体を追求したことで注目を集めてきたが、その極限の薄さが製造面における致命的な障壁となっている可能性がある。MWCで披露された実機は確かに目を引く存在であったが、複数の情報筋によれば、Samsung内部で技術的な問題が浮上しており、発売が予定されていた2025年4月から5月以降へと遅延するとの見方が強まっている。
リーカーのRoland Quandt氏は「さらなるテストが必要」と述べており、技術面での不安要素が明らかになりつつある。Galaxyシリーズでは過去にもNote 7でバッテリー問題によるリコールという苦い経験があることから、同社としてはリスクを極限まで回避する姿勢に転じているとも考えられる。特に、極薄設計によって熱処理やバッテリーの安全性確保が難しくなっている場合、その修正は容易ではない。
外観に全振りしたような設計が内部構造の限界を引き起こしているのであれば、それはデザイン優先の代償といえるだろう。見た目の革新性は歓迎されるが、日常的に使用されるスマートフォンとしての信頼性が損なわれるようでは本末転倒である。
発売延期の背後にある政治的影響と情報の食い違い
韓国メディアET Newsは、Galaxy S25 Edgeの発売延期に関して、技術的要因よりも韓国国内の政治的イベント、すなわちユン・ソクヨル大統領の弾劾裁判を要因として挙げている。この裁判は2025年4月4日から開始される予定であり、Samsungとしては新製品発表のタイミングがこの国政レベルのニュースにかき消されることを避けたいという意向があるとされている。
一方で、リーカーたちは明確に「技術的理由」による延期だと発言しており、メディア間での見解の相違が浮き彫りとなっている。仮に両方の要素が絡み合っているのだとすれば、Galaxy S25 Edgeは設計面と市場投入のタイミングという、二重の困難に直面していることになる。どちらの理由であっても、発表と販売時期が不透明になることで、期待を寄せていた層の関心が薄れるリスクも否めない。
政治的混乱により注目が逸れるという懸念は理解できるが、それだけで発売を遅らせるとは考えにくい。むしろ、政治的な要素が表向きの理由として使われている可能性もあり、実際には内部での品質確保に苦戦していると見る方が自然である。製品の完成度が十分でない限り、市場投入は極めて慎重にならざるを得ない状況だといえる。
Source:Trusted Reviews