サムスンの新型スマートフォン「Galaxy M56」が、未発表機種「SM-M566B」としてGeekbenchに登場し、Exynos 1480を搭載していることが判明した。このチップは昨年のGalaxy A55に採用されたもので、Galaxy A56のExynos 1580や、前モデルGalaxy M55のSnapdragon 7 Gen 1と比較すると、CPU・GPU性能ともに劣るとされる。
Galaxy Mシリーズはコストパフォーマンスに優れるが、M56は性能面で後退する可能性があり、買い替えの動機付けに課題が残る。ただし、Exynos 1480は日常使用においては意外にもスムーズな操作性を示しており、価格設定やソフトウェアサポートによって評価が変わる余地もある。
Exynos 1480の採用が示すGalaxy M56の実力と限界

Galaxy M56と見られる「SM-M566B」がGeekbenchに登場し、プロセッサにExynos 1480を採用していることが明らかになった。このチップはサムスン製の4nmプロセスで製造されており、Cortex-A78×4とCortex-A55×4のCPU構成、Xclipse 530 GPUを搭載している。昨年のGalaxy A55に初めて搭載されたことで知られるが、今回、より上位モデルとされるA56に搭載されたExynos 1580とは世代的にも構成的にも異なっている。
Exynos 1580はA720とA520の新世代コアを採用し、GPUもXclipse 540へ強化されているため、純粋なスペック上ではM56の1480が見劣りするのは否めない。また、前モデルM55にはSnapdragon 7 Gen 1が採用されており、A710/A510コアに加え、Adreno 644 GPUを備えていたことから、今回のM56は少なくとも処理性能においては後退する形になる可能性がある。
ただし、Exynos 1480は実使用において発熱や電力効率のバランスに優れているという報告もあり、ハイパフォーマンス用途でなければ一定の安定性と快適さが期待される。ハードスペックの優劣だけでは判断できない要素があることも見逃せない。
操作感と価格のバランスが鍵 Galaxy M56が狙う立ち位置とは
Exynos 1480がM56に搭載されるとすれば、前モデルM55に比べてベンチマーク上の性能ではダウングレードとなる可能性が高い。しかしながら、A55で確認されたように、このチップは日常的な操作においてむしろ快適さを感じるケースもあり、スペックでは測れない体感の部分が重要になる。特にWeb閲覧やSNS、動画再生といった用途では、最上位チップとの差を大きく感じる場面は限定的である。
Galaxy Mシリーズは、Galaxy Aシリーズの派生的な立ち位置である一方、コストパフォーマンスに優れた選択肢として支持されてきた。仮に今回のM56が性能面での大きな進化を見送ったとしても、価格の引き下げや長期ソフトウェアアップデートの提供といった側面で訴求力を保てる可能性がある。見た目の派手さより、日常使いでの安定性や信頼性を重視する層には十分な選択肢となり得る。
今後、発表時の正式な価格設定やバッテリー性能、カメラ構成など、他の仕様がどれだけユーザーの期待に応えられるかが注目される。全体のバランスこそが、このモデルの評価を大きく左右する要素となるだろう。
Source:SamMobile