Pixel 10シリーズの最新リークによって、標準モデルに望遠レンズが初めて搭載される一方で、メインおよび超広角カメラのセンサーがPixel 9aに近い仕様に変更される可能性が浮上した。メインセンサーはPixel 9で使われていたGNVからSamsung GN8へと小型化され、超広角は48MPから13MPへとスペックダウンするとされている。
この新構成により、標準モデルはトリプルレンズ化するが、全体としては解像度やセンサーサイズの縮小が目立つ内容となっており、暗所性能への影響も懸念される。一方、Pixel 10 ProやPro XLは従来と同等の仕様を維持すると見られ、上位モデルとの性能差がさらに明確になる展開も予想される。
Pixel 10のカメラ構成に大変化 望遠レンズ追加でトリプル仕様へ

Pixel 10シリーズの新たなリーク情報によると、標準モデルには初めて望遠レンズが搭載されるとされており、これまでProモデルの特権とされていた3眼構成がベースモデルにも導入される見込みだ。追加される望遠カメラにはSamsung製3J1センサー(11MP)が使用され、Pixel 9 Pro Foldと同等の仕様になると報じられている。このセンサーは被写体の細部を遠距離から捉えるのに適しており、日常使いでもズーム機能の実用性が向上することが期待される。
しかし一方で、メインおよび超広角のセンサーにはスペックダウンの兆しが見られる。メインカメラはPixel 9のGNVセンサーから、より小型なSamsung GN8に変更されるとされ、暗所撮影時の画質への影響が懸念されている。また、超広角カメラも48MPのIMX858から、13MPのSony IMX712へとグレードが下がる形になる。スペック表上では明らかな性能低下だが、望遠レンズを新たに加えることで、全体の撮影体験に多様性を持たせようとしているようにも見える。
ハードの構成変更によって撮影時の選択肢は増えるものの、純粋な画質だけで見れば評価は分かれる可能性がある。Googleの計算写真技術がどれだけそれを補完できるかも含め、実機での体験が注目されるところだ。
センサーのグレードダウンが示す方向性 Pixel 10はどこを目指しているのか
Pixel 10におけるセンサーの変更点を見る限り、Googleは標準モデルにおいて「高画質」よりも「機能の多様化」に舵を切ったように思える。Pixel 9ではハイエンドクラスのGNVセンサーを採用していたが、Pixel 10ではその後継として廉価モデルであるPixel 9aにも採用されたSamsung GN8が使われるとされている。これは、画質よりもハードウェアの合理化や製造コストの最適化を重視した結果とも受け取れる。
また、超広角に関しても48MPから13MPへという大胆なスペック変更が示唆されていることから、Pixel 10が従来のフラッグシップ的立ち位置から少し軌道修正されているようにも感じられる。高性能センサーの搭載を維持するのではなく、日常の使用に特化した堅実な性能を目指している印象がある。とはいえ、暗所や逆光などの厳しい環境ではセンサー性能の違いが露骨に出るため、従来モデルと比較してどの程度バランスが取れているかが問われるだろう。
一方で、Googleは高度なAI処理による画像補正や編集機能に強みを持っており、それらを活かして今回のセンサー変更を補う意図もあるのかもしれない。ハードとソフトの組み合わせで、単純な数値には表れない体験の質がどこまで保たれているかが評価の分かれ目になりそうだ。
Source:Android Central