ソニーの次期フラッグシップ機「Xperia 1 VII」が正式発表を前に、5K CADレンダリング画像と360度動画でリークされた。Snapdragon 8 Elite搭載や4K OLEDディスプレイの復活など、上位仕様が期待される中、70〜200mmに対応するペリスコープ型望遠レンズが背面に組み込まれており、カメラ性能の強化が際立つ。
ペリスコープ望遠と4K OLEDの復活がもたらす撮影と表示体験の変化

Xperia 1 VIIは、48MPのメインカメラと12MPの超広角、70〜200mm対応の12MPペリスコープ望遠レンズを組み合わせた3眼構成を採用している。メインには光学手ブレ補正が備わり、望遠はペリスコープ機構によって、光学ズーム域の広さが際立つ。ポートレート撮影から遠距離の被写体まで幅広いシーンに対応可能とされるが、全カメラにExmor Tセンサーが搭載されるという先行情報は否定されており、センサー性能の統一性は維持されていない可能性がある。
一方、Xperia 1 VIで見送られていた4K解像度のOLEDディスプレイは本モデルで再び採用される見込みで、映像表示品質の高さが期待される。ディスプレイサイズは6.5インチ、アスペクト比は19.5:9で、最大120Hzのリフレッシュレートに対応するとされる。写真や動画の細部まで高精細に確認できることは、カメラ機能との相乗効果を生みやすく、視覚的な操作感にも影響を与える。ただし高解像度ゆえにバッテリー消費とのバランスも問われるだろう。
厚み増加と3.5mmジャック搭載が意味する使い勝手への配慮
Xperia 1 VIIは、本体サイズが161.9 x 74.5 x 8.5mm、カメラ部分の最大厚は11mmとされており、従来モデルよりも厚みを増している。この厚みの増加は、内部構造の強化や大型バッテリーの搭載を可能にしていると考えられる。実際に5,000mAh以上のバッテリー容量と、30Wの急速充電対応が想定されており、長時間使用への耐性が高められている可能性がある。
また、近年では省かれることが多かった3.5mmイヤホンジャックが本体上部に残されている点も注目に値する。音楽や動画の視聴時に遅延や音質劣化のない有線接続を求める人にとって、この仕様は歓迎されやすい。一方で、厚みが増すことで片手操作の快適さや持ち運び時のフィット感がどう変化するかは注意が必要である。音響体験やバッテリー持続時間を重視する層にとっては、このトレードオフはむしろ好材料となるかもしれない。
スペック上昇に伴う価格設定の高さと期待のバランス
Xperia 1 VIIは、Snapdragon 8 Eliteの搭載に加えて、RAMが12GBまたは16GB、ストレージが256GBまたは512GBという構成が想定されている。OSは最新のAndroid 15が採用される見通しで、現時点でのリークでは1,399ドルからの価格設定とされている。フラッグシップモデルとしては標準的な価格帯とも言えるが、一般的なスマートフォンの平均価格と比較するとやや高額であるのは確かだ。
この価格に対し、カメラ性能やディスプレイ品質、バッテリーの持続性といった要素がどれだけ実使用に貢献するかが鍵となる。Exmor Tセンサーの非搭載や、厚みのある筐体といった要素をどう評価するかは人によって異なるが、性能面での妥協が少ないモデルを求める層にとっては価格に見合う魅力を備えているとも言える。あくまで初期情報の段階であることを踏まえ、今後の公式発表で詳細が確定すれば評価もより具体的になるだろう。
Source:Gizmochina