Appleの次期スマートフォン「iPhone 17 Air」が、厚さ5.84mmの超薄型デザインとなる可能性が浮上した。著名リーカー@MajinBuOfficialが投稿したダミーユニット画像により、現行のPro Maxモデルと比較して約42%も薄い形状が確認されている。

このiPhone 17 Airは、iPhone 16 Plusの後継機として位置づけられ、6.55インチのディスプレイとMagSafe対応が予想される。2025年9月の正式発表が見込まれる中、標準モデルやProモデルのスペック強化にも注目が集まっている。

リーク画像は、Appleの製品デザイン戦略の方向性を先取りするものとして関心を呼んでおり、WWDCでのiOS 19の発表も含め、今後の動向が業界内外で注視されている。

iPhone 17 Airは5.84mmの薄型化 Pro Maxとの差が際立つ設計

Appleの次期モデルとされるiPhone 17 Airが、厚さわずか5.84mmと報じられたことで注目を集めている。著名リーカー@MajinBuOfficialによって公開されたダミーユニットの比較画像では、iPhone 17 Pro Maxと並べた際の顕著な厚みの差が確認される。このPro Maxは従来通りであれば8.3mmの厚さと見込まれており、Airとの厚みの差は約2.46mm、割合にして約42%という大きな開きがある。

この極薄設計は、iPhone 16 Plusの後継機として位置づけられるAirの差別化戦略とも捉えられる。Appleはこれまで、上位機種と廉価モデルにおいてサイズや素材面で差異をつけてきたが、ここまで明確な厚さの違いは異例である。デザイン面での軽量化志向や携帯性の重視、あるいは新素材の採用など、構造的革新の兆しと見る向きもあるが、詳細な技術的背景は明かされていない。

ただし、ダミーユニットはサプライチェーンの設計情報を基に作成されたモックアップであり、最終製品とは異なる可能性も否定できない。実機登場までの数カ月間は、引き続きリーク情報が話題を呼ぶことになるだろう。

6.55インチのディスプレイとMagSafe対応予測 実用性とデザインの両立なるか

業界アナリストのロス・ヤング氏は、iPhone 17 Airに6.55インチのスクリーンが搭載される見通しを示している。さらにMagSafeなど、既存の標準機能も引き続き備えると予測されており、Airの位置づけは単なる薄型機ではなく、機能性を維持した新カテゴリと見られている。スリムでありながら、現代的な使用環境に対応するスペックを想定している点が特筆される。

従来、薄型化はバッテリー容量や放熱性能に不利をもたらすとされてきた。だが、Appleがこの制約を乗り越える技術的工夫を採るならば、それは同社の設計力の新たな到達点を意味する可能性がある。たとえば、基板の高密度化や材料の刷新が考えられるが、具体的な採用技術は不明であり、正式発表まで明らかになることはないと考えられる。

一方、6.55インチというサイズは、携帯性と視認性のバランスをとる絶妙な選択とも言える。コンパクト志向のユーザーに対する訴求力を持ちつつ、動画やSNS閲覧などの実用性も確保する設計が期待されている。単なる薄さだけでなく、トータルの使用体験を意識した構成であることがうかがえる。

Source:TechRadar