Appleの次期モデルとされる「iPhone 17 Air」のダミーユニットが、XユーザーMajin Buにより公開された。厚さは5.5mmから6.0mmと見込まれており、過去最薄だったiPhone 6(6.9mm)を凌ぐ可能性がある。外観は、著名記者Mark Gurmanが示唆した通り、カメラ部を含めて筐体と同色の「モノカラーデザイン」が採用される見通しだ。
ただし、公開されたダミーはアクセサリーメーカー向けのもので、実際の製品と色味や質感が異なる可能性がある点には留意が必要である。カメラの突起部分を含めると全体の厚みは約9.5mmとされるが、本体部分だけの薄型化に注目が集まっており、Appleの新たな設計思想を映す動きと捉える声もある。
ダミーユニットが示す設計上の進化と目的

「iPhone 17 Air」のダミーユニットは、X(旧Twitter)上のユーザーMajin Buによって公開され、Apple製品としては過去最薄となる厚さ5.5mmから6.0mmの筐体が確認されている。この厚みはiPhone 6の6.9mmを下回る可能性があり、設計面での大きな刷新がうかがえる。
ダミーユニットは通常、アクセサリーメーカーがサイズに基づいてケース等を設計するために用意されるもので、外観デザインよりも寸法が重視される。今回のモデルについても、あくまでサイズ確認用の試作段階とされ、実機とは異なる可能性があるが、薄型化という方向性自体は揺るぎないものと見られる。
また、カメラ部を含めた厚みは約9.5mmとされ、実用上は完全なフラットデザインではないことが明らかである。ただし本体の薄さが強調されるのは、筐体技術や内部構造の再構築を意味し、Appleの次世代設計思想を象徴する動きと捉えることができる。
こうしたダミーユニットは、製造過程においても各種パーツメーカーやサプライチェーンに対して製品情報を共有する役割を果たしており、その存在自体が市場への強いメッセージ性を持つ。
単色デザインの採用が意味するブランド戦略の変化
Bloombergの記者Mark Gurmanは、従来噂されていたiPhone 17 Proのツートンカラー採用説を否定し、モノカラーデザインの採用を明言した。今回公開されたiPhone 17 Airのダミーユニットにもそれが反映されており、カメラ部分を含めて筐体と同じ色で統一された外観が確認されている。
これにより、端末全体の一体感が高まり、従来のiPhoneに見られたパーツごとの色差が排除された印象を与える。デザイン面ではミニマル志向がより強まり、Appleが掲げる「余計な要素を削ぎ落とす美学」の徹底が進んでいる。
単色化は視覚的なノイズを減らし、他ブランドとの差異化をより強調する狙いもあると考えられる。これまでのiPhoneは、ハードウェアのデザイン性そのものをブランドの核としてきた経緯があるため、視認性よりも“完成されたプロダクト”としての印象を重視する姿勢に転じている可能性がある。
カラーバリエーションの幅を狭める一方で、素材や仕上げの精緻さをより前面に出すことで、高級感や信頼感といったブランドイメージの再強化につなげようとする意図も見て取れるだろう。
Source:TweakTown