Xiaomiが新型スマートウォッチ「Redmi Watch Move」の発売を正式発表した。インド市場で4月21日に詳細が明かされる予定で、最大の特徴は「最も明るく、最も滑らか」とされるスクエア型AMOLEDディスプレイと、精度98.5%を謳うフィットネストラッキング機能にある。
薄型ベゼルとデジタルクラウンを採用し、ブラックとゴールド/ホワイトの2種のデザインが確認されている。さらに、XiaomiのHyperOSで動作する可能性があり、バッテリーは14日間の持続が見込まれる。
AMOLED採用と精度98.5%のトラッキング 視認性と実用性を両立した設計

Redmi Watch Moveはスクエア型AMOLEDディスプレイを搭載し、同社が「最も明るく、最も滑らか」と表現するほど表示性能に注力している。細いベゼルとデジタルクラウンを備えた外観からも、視認性と操作性の両立が意識されていると見られる。また、写真からはブラックケースにシリコンバンドのモデルと、ゴールド/ホワイトの組み合わせも確認でき、装着感や見た目のバリエーションにも配慮されている。
注目すべきは、フィットネストラッキング機能の精度が98.5%とされている点だ。この数値がどのような基準で算出されたかは明らかでないが、日常のアクティビティやヘルスモニタリングにおける信頼性が高いとすれば、日常使いから運動時まで幅広いシーンで役立つ可能性がある。現時点でセンサーの詳細や対応する測定項目は公表されていないが、他のRedmiシリーズ同様、心拍数や睡眠、歩数などの基本的な計測には対応すると考えられる。
ハードウェア面での完成度に加え、鮮明な画面と高精度なトラッキングを求める層にとっては、手に取りたくなるスペックに仕上がっているように映る。
HyperOS搭載の可能性と14日バッテリー 中価格帯スマートウォッチの新たな基準となるか
リークされたマーケティング画像によると、Redmi Watch MoveはXiaomiの独自OS「HyperOS」で動作している可能性がある。現段階で公式の発表はなく、確定情報ではないが、これまでスマートフォンで展開されてきたHyperOSのUX設計がウェアラブルにも最適化されているとすれば、操作性やアプリ連携において一歩進んだ体験が期待できる。特にスマホと同一ブランドで揃えている利用者にとっては、シームレスな連携が図れる設計か否かは大きな関心事となる。
また、14日間というロングバッテリー寿命の噂も見逃せない。毎日の充電から解放されることは、日々の生活リズムを崩さずにスマートウォッチを活用できる上で重要な要素である。実際のバッテリー性能は使用状況や設定によって左右されるが、この持続時間が事実なら、同価格帯の中でも競争力の高いモデルとなる可能性がある。
性能と使い勝手のバランスに加え、ソフトウェアの完成度とバッテリー効率の最適化が実現すれば、Redmi Watch Moveは中価格帯のスタンダードを塗り替える存在となるかもしれない。
インド市場先行発売と価格未発表 他地域展開は依然として不透明
Redmi Watch Moveは2025年4月21日にインドで正式発表される予定であり、同国での先行展開が決定している。一方で、他地域への投入時期や展開の有無については情報が公開されていない。現在、参考価格として挙げられているRedmi Watch 5 Activeは、Amazon USにて₹4,999(約40ドル)で販売されており、Redmi Watch Moveも同様の価格帯で登場する可能性があるが、これは確定的ではない。
Xiaomiはグローバル展開に積極的なブランドではあるものの、新製品が一部地域限定となるケースも少なくない。特に価格と仕様のバランスに敏感なミッドレンジ帯では、販売戦略が地域ごとに異なる傾向がある。仮に日本市場でも展開される場合、そのコストパフォーマンスの高さから注目を集めることは間違いないが、現時点では具体的な言及がなく、期待だけが先行している状態である。
購入を検討している層にとっては、まずはインドでの評価や実機レビューが登場するまで見守る姿勢が求められる段階にある。
Source:NotebookCheck