Xiaomiの次期タブレット「Pad 7 Max」は、14インチのOLEDディスプレイを採用する可能性が高く、同社初のOLED搭載タブレットとして注目を集めている。これまで4月にXiaomi 15S Proと同時発表されるとの見方が強かったが、著名リーカーDigital Chat Stationによると、リリース時期がやや後ろ倒しになる可能性が浮上した。

このモデルは中国での認証をすでに取得しているが、搭載チップセットにはSnapdragon 8 Eliteではなく、前世代のフラッグシップやサブプレミアム帯のSoCが使われると見られており、スペック面での注目も高い。正式な発表日は依然不透明だが、Pad 7 Maxの動向は今後も関心を集めそうだ。

OLED搭載の14インチ大画面タブレットとしての注目ポイント

Xiaomi Pad 7 Maxが注目を集める最大の理由は、14インチというタブレットとしては非常に大きなディスプレイサイズにOLEDパネルを組み合わせている点にある。Xiaomiとしては初めてOLEDを採用したタブレットになる可能性があり、高コントラストかつ色再現性に優れた表示性能が期待される。従来の液晶モデルに比べて黒の表現や視野角の面で明確な進化が感じられる仕様といえる。

また、このサイズのOLEDタブレットは市場全体でも稀少であり、映像視聴やゲーム、ドローイング用途において没入感のある体験を求めるユーザー層に訴求力が強い。ただし、搭載されるSoCについてはSnapdragon 8 Eliteなど最新世代の名前は挙がっておらず、あくまで旧世代のフラッグシップクラス、またはサブプレミアム帯のチップとなる可能性がある。

性能面で最高峰を求める層には物足りなさもあるが、ディスプレイ品質に重きを置く人にとっては、新たな選択肢となり得る。Xiaomiがどこまでこのバランスを仕上げてくるかが焦点となる。

発表延期の背景と注目される同時発表機種との関係性

当初は2025年4月に発表されると噂されていたXiaomi Pad 7 Maxだが、信頼性の高い情報源とされるDigital Chat Stationの発言により、登場時期が遅れる見通しとなった。Pad 7 Maxは中国での認証を既に取得しているため、開発自体は順調に進んでいるとみられるが、スケジュールの調整が入った可能性が高い。同時発表と目されていたXiaomi 15S Proのリリース計画にも影響があるかどうかは現時点で明確ではない。

Pad 7 Maxと15S Proがセットで登場するという構図は、ハイエンドスマホと大画面タブレットの併用を視野に入れた展開を想起させる。特に画面サイズや視覚体験を重視する層にとって、この組み合わせは日常のデジタル環境を一新する可能性を持つ。ただし、発表の遅れは、技術的な最適化や生産体制の調整といった要素に起因することも考えられ、必ずしもネガティブな理由とは限らない。

スムーズな投入に向けた慎重な準備段階と見ることもでき、登場時には完成度の高い製品として期待が寄せられる状況といえる。

Source:NotebookCheck