Motorolaがスタイラス対応スマートフォン「Edge 60 Stylus」を4月17日にインド市場で発表する可能性が浮上した。信頼性の高いリーカー、アビシェク・ヤダヴ氏が画像や仕様、価格に関する情報を公開しており、6.7インチpOLEDディスプレイやSnapdragon 7s Gen 2の搭載、Android 15のプリインストールなどが特徴とされる。

本体に格納できるスタイラスは、Galaxy S25 Ultraに似た構造となり、Googleの「Circle to Search」やMotorola独自機能との連携も想定される。8GB RAM/256GBストレージ構成の価格は約267ドルになるとみられている。

スタイラスを本体に収納 Edge 60 Stylusの特徴と想定用途

Edge 60 Stylusの最大の特徴は、スタイラスを本体下部に格納できる構造にある。これは、SamsungのGalaxy S25 Ultraと類似した収納方式で、常時持ち運びながら直感的に使える利点がある。単なる付属品ではなく、端末のデザインと機能性が一体化している点が注目される。収納型スタイラスの搭載は、シリーズ初となる。

本モデルは、Snapdragon 7s Gen 2を搭載し、6.7インチのpOLEDディスプレイは120Hzの高リフレッシュレート対応という点でも、操作性に優れる構成となっている。5000mAhの大容量バッテリーと、68Wの高速有線充電、15Wのワイヤレス充電にも対応し、長時間の使用を支える仕様である。

スタイラス機能は、Googleの「Circle to Search」や、Motorola独自の「Moto Note」での「Sketch to Image」機能との連携が想定され、手書き入力だけでなく、クリエイティブ用途にも適している可能性がある。これにより、メモやスケッチなどの日常的な作業から画像生成のような発展的な活用まで広がる余地がある。

Edge 60 Fusionと酷似する外観 進化はどこにあるのか

Edge 60 Stylusの外観は、すでに発表済みのEdge 60 Fusionと非常に近い。背面カメラのレイアウトやフラットエッジの筐体、パンチホール型フロントカメラといった設計がほぼ共通しており、外見だけでは見分けがつきにくいほどである。デザインの新鮮さを求める声からは物足りなさを感じるかもしれない。

しかし、機能面に注目すれば、スタイラスを中核とした操作性の拡張という明確な差別化がある。とりわけ、スタイラスによる画像生成アプリや検索との連携など、従来にはなかった使い方が前提となっている点は大きな変化といえる。画面の精度や反応速度といった基本性能に加え、UIとの統合がどこまで最適化されているかが今後の評価を左右するだろう。

また、価格は約₹22,999(日本円換算で約267ドル)というミドルレンジ帯に位置づけられており、性能と機能性のバランスを意識した構成となっている。日常用途からクリエイティブ作業までを1台でこなしたい層には、選択肢として検討の余地があるモデルといえる。

Source:Gizmochina