次期フラッグシップ機「OnePlus 13T」の最新リークによると、これまでにない淡いピンク系カラーが追加される見通しとなった。色味はゴールドとローズゴールドの中間に位置し、控えめな光沢のない仕上がりが特徴である。

搭載予定のSnapdragon 8 Eliteチップセットや120Hz駆動のLTPO OLEDディスプレイ、50MPの望遠カメラなど、ハイエンド仕様に関する情報も明らかになってきた。加えて、OnePlusシリーズとして初めてアラートスライダーが廃止され、代わってスマートボタンが導入されるという大胆な変化も話題となっている。

現時点では中国市場のみでの販売が予定されており、グローバル展開の有無は未定である。

淡いピンクの新色がもたらす印象と素材感

OnePlus 13Tに追加されるとされる新色は、ピンクとゴールドの中間に位置する独特な色調であり、これまでのOnePlusシリーズにない柔らかな印象を与える。光沢を抑えたマットな仕上がりは、視覚的にも手触り的にも落ち着いた質感が想定され、カジュアルにもフォーマルにも馴染む可能性がある。リーク画像ではiPhoneと並べた比較もなされており、特に明るい環境下での色のニュアンスが引き立っていた。

従来、OnePlusはダーク系やブルー系のカラーバリエーションが中心だったが、今回の淡色系の投入はこれまでとは異なる利用層へのアプローチを示唆している。加えて、このカラーモデルが最初は中国市場限定である点も、カラー選定が地域性に合わせたものである可能性を示す要素の一つだ。

今後このカラーがグローバル市場でも展開されれば、スマートフォン選びにおいてデザインや色合いを重視する層にとって有力な選択肢となり得る。ただし、現時点では国際販売の判断が未定である以上、その動向には引き続き注意が必要だ。

新搭載スマートボタンとカメラ構成の進化

OnePlus 13Tは、アラートスライダーの廃止と引き換えに新たに「スマートボタン」を採用することで注目されている。このボタンはユーザーが任意の機能を割り当てることが可能とされ、従来の固定的な通知モード切替よりも柔軟な使い方が期待される。物理ボタンの数が限られるスマートフォンにおいて、このようなカスタマイズ性は操作性の幅を広げる要素として重要だ。

また、背面カメラは50MPのメインセンサーに加えて、2倍光学ズーム対応の50MP望遠カメラが搭載されるとされており、画質と表現力の両面での強化がうかがえる。望遠レンズの搭載は、日常の撮影シーンにおいて被写体との距離を問わずクリアな描写を可能にすることから、利用頻度の高いカメラ構成といえる。

さらにSnapdragon 8 Eliteチップの搭載により、AI処理や画像認識の高速化も期待でき、撮影や編集時のレスポンスも一段と向上する可能性がある。スマートボタンと高性能カメラの組み合わせは、シンプルな操作で高いパフォーマンスを発揮したいと考えるユーザーにとって非常に魅力的な構成といえるだろう。

Source:GSMArena