次期フラッグシップとして注目されるOnePlus 14に、7,500mAhに迫る超大容量バッテリーが搭載される可能性が浮上している。リーカーDigital Chat Stationの情報によれば、前モデルOnePlus 13に比べて1,000mAhの増加が見込まれ、100W有線充電や50W以上のワイヤレス充電といった高速充電性能も維持される見通しだ。
7,500mAh級バッテリー搭載の可能性と100W超高速充電維持の両立

OnePlus 14に関するリーク情報では、バッテリー容量が前モデルのOnePlus 13に比べて約1,000mAh増加し、最大で7,500mAhに達する可能性が示唆されている。これにより、ユーザーの長時間使用への要求に応える方向での設計が進んでいると見られる。にもかかわらず、同時に100Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電といった高速充電機能が維持されるという点は、技術的な進化の象徴とも言える。これまでは大容量バッテリーを搭載すれば充電速度が犠牲になるのが通例であったが、Digital Chat Stationによると、OnePlus 14ではそうしたトレードオフは発生しない見込みだという。
さらに、80Wのワイヤレス充電へと進化する可能性も取り沙汰されており、日常的な使い勝手の面でも一段と便利になる期待がある。RedMagic 10 Proが既に7,050mAhの大容量を実現していることからも、7,000mAh級のスマートフォンが2025年の新たな標準となる可能性は十分にある。充電技術の成熟により、大容量と高速性の両立が現実のものになりつつある点は、充電ストレスの軽減という観点からも歓迎される動きだ。
OppoやVivoも追随か プレミアム機種に広がる「バッテリーモンスター」化
OnePlus 14だけでなく、Oppo Find X9 ProやVivo X300 Proといった他のプレミアムAndroid端末でも、7,000mAh級の大容量バッテリーが採用される可能性が指摘されている。この動きは2024年に登場したOnePlus 13が印象的なバッテリー性能を打ち出したことに端を発しており、以後フラッグシップ端末でのバッテリー増強が相次いでいる。ハイエンド機でありながら、モバイルバッテリー要らずの使用時間を実現する方向は、モバイル端末への依存度が高まる今のライフスタイルに合致している。
また、ミッドレンジ市場にもこの流れは波及する可能性があり、Realme Neo 7の後継機には8,000mAhのバッテリーが搭載される可能性も言及されている。これまでハイエンドモデル限定とされてきた先進的なバッテリー設計が、価格帯を問わず採用される兆しは注目に値する。ただし、充電の持続性だけでなく、発熱や本体の厚みといった設計上の課題がどのようにクリアされるかは今後の製品設計の焦点となるだろう。
バッテリー増強で変わるスマホ体験 長時間使用と充電時間短縮の相乗効果
スマートフォンのバッテリー容量がここまで進化する背景には、動画視聴やゲーム、生成AI活用など、高負荷な使用状況が日常化している現状がある。7,000mAhを超えるバッテリーはこうした使い方にも余裕で対応でき、従来のように外出時にバッテリー残量を気にする必要が大幅に減る。これに100W級の高速有線充電が組み合わされば、わずかな時間でフル充電が可能となり、利便性は飛躍的に向上する。
ただし、技術的にはバッテリーの安全性と寿命への影響も慎重に見極める必要がある。高出力の充電は発熱や劣化のリスクと隣り合わせであり、それを回避するための制御技術の成熟が不可欠となる。OnePlus 14がこのバランスをどこまで取れるのかは、今後の発表や実機レビューで確認されることになるだろう。いずれにしても、スマートフォンが“常時フル活用”できる道具へと進化していく兆しであることは間違いない。
Source:NotebookCheck