OnePlusの次期スマートフォン「OnePlus 13T」が、6.3インチのコンパクトな筐体とフラッグシップ向けのSnapdragon 8 Eliteチップセットを搭載して登場する可能性が浮上している。

さらに、Oppo開発の「Fengchiゲーミングカーネル」によって、ゲームプレイ時に最大120fpsの滑らかさを実現するとの情報もあり、放熱とバッテリー効率の最適化が期待されている。

Snapdragon 8 EliteとFengchiゲーミングカーネルの組み合わせが描くゲーム体験の進化

OnePlus 13Tに搭載される見込みのSnapdragon 8 Eliteチップセットは、Xiaomi 15 UltraやOppo Find X8 Ultraにも採用されている現行最上位のSoCであり、処理性能と省電力性能の両立を図る設計が特徴だ。そこに加わるFengchiゲーミングカーネルは、Oppoが開発したゲーム向けチップレベル最適化技術で、CPUおよびGPUの制御をリアルタイムで最適化する機能を持つとされる。この2つの組み合わせにより、OnePlus 13Tでは120fpsという高リフレッシュレートでのゲームプレイが可能になる可能性がある。

FengchiカーネルはすでにOnePlus Ace 5シリーズで導入されており、その実績から、ゲームプレイ中の発熱抑制やバッテリー効率の改善にも寄与することが期待されている。こうした特徴が本機にも引き継がれるとすれば、手のひらサイズの端末であっても、重いグラフィックのタイトルを快適に楽しむというニーズに応える設計になる可能性がある。ただし、この技術が常に120fpsを実現できるかどうかはソフトウェア最適化次第とも言えるため、最終的な体感は発売後の評価が必要となるだろう。

コンパクトさと高性能を両立 6.3インチ筐体がもたらす携帯性と課題

OnePlus 13Tは、6.82インチの標準モデルOnePlus 13に対して一回り小さい6.3インチディスプレイを採用するとされており、大画面化が進む中で希少な“手になじむ”サイズとして注目されている。通勤時の操作や片手持ちでの使用において、このサイズは大きなアドバンテージを持つ一方、表示領域の縮小による没入感の低下やコンテンツ消費時の視認性への影響も避けられない。

また、同シリーズ内でのサイズ縮小に伴い、いくつかの仕様がグレードダウンするとの情報もある。具体的には、カメラ構成がデュアルリアに留まる点や、光学式画面内指紋認証の採用などが挙げられており、これらは価格帯の調整や筐体内部の制約による影響と見られる。一方で、6,000mAh超の大容量バッテリーが搭載されるという点は特筆すべきで、限られたスペースの中で持続時間を重視する設計思想が読み取れる。小型端末でありながら、ゲーミングにも耐え得るパフォーマンスとバッテリー持続性を兼ね備えるという方向性は、今後のコンパクトモデルの新たな基準となる可能性もある。

Source:NotebookCheck.net