Oppoが中国で発表した新型スマートウォッチ「Oppo Watch X2 Mini」が、OnePlusブランドとして「Watch 3 Mini」の名で世界展開される可能性が浮上した。リーカーのAbhishek Yadav氏によると、同モデルはインドおよびその他のグローバル市場で登場予定とされ、OnePlusが以前示唆していた小型・セルラー対応モデルの情報とも一致する。
43mmケースに18mmバンドを組み合わせたコンパクトな設計ながら、2200ニトのAMOLEDディスプレイ、eSIM対応、Snapdragon W5 Gen 1と2GB RAMの組み合わせなど、スペックは上位モデルに迫る内容。Wear OS 5をベースにしたColorOS Watch 7を搭載し、RTOSモードへの切り替えで最大8日間のバッテリー持続が可能とされている。
価格高騰が続くOnePlus Watch 3に代わる選択肢として注目されるが、OnePlusからの正式発表はまだ先となる見込みだ。
OnePlus Watch 3 Miniとして登場の可能性 注目されるOppo Watch X2 Miniの正体

Oppoが中国で発表した「Oppo Watch X2 Mini」が、インドを含むグローバル市場において「OnePlus Watch 3 Mini」として展開される可能性が高まっている。リーカーのAbhishek Yadav氏の情報によれば、この名称変更はOnePlusとOppoが各地域で製品ラインを最適化している傾向と一致しており、過去にも似た事例が確認されてきた。OnePlusの広報担当者も「Watch 3」発表時に、後日セルラー対応の小型モデルを投入する計画を示唆しており、今回のOppo製ウォッチがその内容と合致する。
現時点ではOnePlusからの正式なアナウンスは無いものの、信頼性の高い情報筋による言及であり、発売が全くの憶測とは言い切れない。現在アメリカで販売中の「OnePlus Watch 3」は、当初の価格から170ドルも値上がりし、500ドルに達している。高価格化が進むなか、より手頃な価格で小型化されたモデルが登場すれば、ユーザー層の裾野を広げる可能性もあるだろう。
サイズや設計、機能の方向性から考えても、X2 Miniは現在のラインアップにおいて貴重な「ギャップ」を埋める存在といえる。
高輝度ディスプレイとeSIM対応 上位機と差別化する装備
Oppo Watch X2 Miniのハードウェア仕様は、コンパクトながらハイエンド志向の要素を随所に備えている。43mmの小型ダイヤルに18mmバンドという設計は、手首が細い層にも快適な装着感をもたらし、幅広い層への適応を狙った形だ。特筆すべきは、最大2200ニトのAMOLEDディスプレイであり、直射日光下でも優れた視認性を確保できる点はアウトドアや運動用途での活躍を想起させる。
さらに、IP68の防塵防水性能と5ATMの耐水仕様、加えてeSIMに対応する点は、上位モデルのOnePlus Watch 3には見られない差別化要素となっている。スマートフォンなしでも通話やメッセージのやり取りが可能となるeSIM対応は、近年のスマートウォッチにおいて注目されるトレンドの一つであり、その流れをこのモデルが強く意識しているのは明らかである。
この装備内容を1,529元(約3万円前後)という価格に収めている点も注目に値する。上位機のような重厚感よりも、日常に自然に馴染む軽量かつ多機能な選択肢としての価値を十分に持っている。
バッテリー持続とデュアルチップ構成がもたらす日常性能
Oppo Watch X2 Miniは、Snapdragon W5 Gen 1に2GB RAMを搭載し、これに加えてBES2800 MCUチップを組み合わせたデュアルチップ構成を採用している。この構成は、通常の処理と軽量なタスクを分担させることで、パフォーマンスと電力効率の両立を図るものだ。また、OSにはWear OS 5ベースのColorOS Watch 7が採用されており、操作性と機能性の両面で安定感が期待される。
さらに、必要に応じてRTOSモードに切り替えることで、最大8日間というバッテリー持続が可能とされている。これは通常使用で最大3日間という数字と合わせて、日常の中で充電頻度を抑えたいユーザーにとって重要なメリットとなる。スマートウォッチに求められるのは、単なる高機能だけではなく、使い続けやすい設計と持続力である。
特に日常使いを重視する場合、通知確認や通話、簡易ナビゲーションといった動作がストレスなく行えるかが重要な基準となる。そうした視点から見ても、このモデルはシステム構成と電源管理のバランスにおいて、現実的な完成度の高さを備えているように見える。
Source:Android Police