OnePlusがTシリーズを復活させる小型フラッグシップモデル「OnePlus 13T」の実機画像が先行公開された。注目を集めているのは、これまでの同社にはなかったパステルピンクの新色で、iPhone 16のピンクよりも淡い色合いが特徴とされる。

このカラーは、性別を問わず人気が高いと社内調査で判明したもので、手触りに優れた新素材「ベルベットガラス」仕上げを採用した初のOnePlus機となる見込み。Snapdragon 8 Eliteや6000mAh超の大容量バッテリーなど、スペック面もリーク段階で高い注目を集めている。

新素材「ベルベットガラス」の採用とパステルピンクの反響

OnePlus 13Tに採用される「ベルベットガラス」は、これまでのガラス素材とは一線を画す新たな手触りと質感をもたらすとされている。Louis Lee氏によれば、この素材は見た目の高級感だけでなく、指紋がつきにくいなど実用面でも優れているという。今回公開された画像では、iPhone 16と並べて比較され、OnePlusのピンクはより柔らかく繊細な印象を受ける色合いとなっている。

このピンク色は、社内テストで男女問わず広く支持されたとされており、従来の「男性向け」「女性向け」といったカラーバリエーションの枠を超えた提案として注目を集めている。中国市場において先行展開される可能性があるが、もしこのカラーが人気を博せば、今後のグローバル展開や他モデルへの採用にも波及する可能性は否定できない。カラーデザインと素材表現の進化が、端末選びにおける新たな基準となることも考えられる。

Snapdragon 8 Elite搭載とバッテリー性能への期待

OnePlus 13Tは、次世代の高性能チップセット「Snapdragon 8 Elite」を搭載することが確認されている。現時点では詳細なベンチマークデータなどは明かされていないものの、過去のシリーズから見て処理性能と省電力性の両立が図られていると考えられる。加えて、バッテリー容量は最低でも6000mAhとされ、80Wの高速有線充電にも対応することで、長時間駆動と短時間でのリチャージを両立する設計となっている。

特に小型モデルとして分類されるOnePlus 13Tにこれだけのバッテリー性能を持たせた点は特筆に値する。多くの小型端末ではバッテリー容量が犠牲になりがちだが、本機はその弱点を克服しようとしているように見える。さらに、カスタマイズ可能な新ボタンの搭載により、通知制御やアプリのショートカットなど、使用スタイルに応じた柔軟な操作が期待される。コンパクトかつ高性能を求める層にとっては、有力な選択肢のひとつとなりそうだ。

Source:NotebookCheck