OnePlusの次期スマートフォン「Nord CE 5」に、7,100mAhという極めて大容量のバッテリーが採用される可能性が浮上している。先代モデルの5,500mAhから大幅な増強となり、Snapdragon 7 Gen 4またはDimensity 8400といった最新チップセットとの組み合わせも検討されているという。この構成が実現すれば、ミッドレンジ機としては異例の長時間駆動性能を誇る端末になるかもしれない。

7,100mAhバッテリーの搭載予測が示すOnePlusの方向性

OnePlusが開発中の「Nord CE 5」には、7,100mAhというクラス最大級のバッテリーが採用される見通しである。先代の「Nord CE 4」が搭載していた5,500mAhから大幅な増量となり、ミッドレンジ市場での差別化を狙った設計と考えられる。これにより長時間の連続使用が可能となるほか、頻繁な充電を嫌う層にも刺さる構成となりそうだ。実際にこの容量が実現されれば、現行の多くのハイエンドモデルをも凌駕する電池持ちになる可能性がある。

また、チップセットはSnapdragon 7 Gen 4またはDimensity 8400が想定されており、前モデルのSnapdragon 7 Gen 3からの性能向上も期待される。プロセッサの進化と大容量バッテリーの組み合わせは、ゲームや動画視聴などの高負荷な利用でもバッテリー消費を気にせず使える環境を整えるものとなるかもしれない。バッテリー容量に関する正式な発表はまだ無いものの、この構成が事実であれば、OnePlusは再びミッドレンジの常識を塗り替える可能性を秘めている。

価格設定と市場投入タイミングが鍵を握る

Nord CE 5は、性能面での向上が見込まれる一方で、その価格設定が大きな注目点となっている。先代のNord CE 4は299ドルという手頃な価格で支持を集めたが、7,100mAhバッテリーや最新チップセットの導入によって価格上昇は避けられない可能性がある。コストパフォーマンスを重視するユーザー層にとっては、価格と機能のバランスが購入判断の大きな要素となるため、その設定次第では評価が分かれるだろう。

さらに、Nord CEシリーズの過去の傾向を踏まえると、新モデルは早ければ来月にも発表・発売される可能性がある。発売時期とともに注目されるのが、競合製品との比較だ。特にRedmi NoteシリーズやRealme端末との直接的な競合が想定される中で、バッテリー性能だけではなく全体の完成度や設計バランスも問われる。OnePlusが価格と品質の両立をどこまで実現できるかが、このモデルの成否を大きく左右しそうだ。

Source:Gizmochina