Xiaomi 16 Proの新たなリーク情報により、50メガピクセルのSony LYTIAセンサーを採用したペリスコープカメラの搭載が浮上し、ズーム性能や描写力の大幅な向上が期待されている。ディスプレイは6.8インチのフラットOLEDとなり、LIPO技術により極細ベゼルを実現する可能性が高い。
従来のクアッドカーブパネルからの転換は、2025年におけるフラッグシップ機の新たな設計トレンドを象徴するものとも考えられる。また、Snapdragon 8 Elite 2の初搭載モデルの一つになる見込みで、性能面でも注目が集まる。
ペリスコープ望遠にSony LYTIAを採用か カメラ性能に新たな可能性

Xiaomi 16 Proでは、新たにSony製LYTIAセンサーを用いた50メガピクセルのペリスコープ望遠カメラが採用される可能性がある。従来モデルのXiaomi 15 ProではSony IMX858を使用していたが、今回の変更により、光学性能やセンサーのサイズ拡大が図られる見込みだ。これにより遠距離撮影時の画質や明瞭さが向上し、ズーム時の解像感の維持にも貢献する構成が実現されると期待される。
新センサーの具体的な型番は明らかにされていないが、LYTIAブランドの名称が挙げられている点から、高感度性能や色再現性に強みを持つ設計である可能性も捨てきれない。また、より大口径のレンズを採用するとの見通しもあり、暗所撮影性能の底上げも視野に入る。トリプル構成全体としての進化も、今回のProモデルで一層明確になると見られる。
カメラ性能の差別化が重要視される中、こうした刷新は日常の撮影体験を変える要素となり得る。ただし、実機での画像処理やチューニングとのバランスも影響するため、スペックだけでは語れない領域もあるだろう。
フラット化とLIPO技術が実現する新デザインの流れ
Xiaomi 16 Proは6.8インチのフラットOLEDディスプレイを採用し、ベゼルの極小化を実現するLIPO(Low-Injection Pressure Overmolding)技術の導入が示唆されている。従来のクアッドカーブディスプレイからの転換は、視覚的な一体感よりも、操作性と構造的な安定性を重視する設計思想へのシフトを表している可能性がある。
LIPO技術は、より薄い素材を低圧で成形するプロセスにより、ディスプレイ周囲の枠を可能な限り排除することを可能にする。この結果、表示領域の広がりを確保しつつ、筐体全体の一体感と軽量化も実現される見込みである。2024年モデルでは湾曲画面が主流であったが、2025年は各社がフラットディスプレイに回帰する兆しが見えており、今回の構成はその流れを裏付けるものでもある。
視覚的なデザインだけでなく、端末の握りやすさやガラス保護フィルムとの親和性にも関わる要素であることから、ユーザーの満足度にも直結する領域となる。視認性と操作性のバランスを追求するこの路線は、多くの利用者にとって歓迎される可能性がある。
Source:Android Headlines