OnePlusの未発表スマートウォッチが米FCCのリスティングに登場し、48.03×43.14mmという小型サイズと345mAhのバッテリー容量が確認された。このサイズは既存のWatch 3(47mm)よりも明らかに小さく、3月に噂された「Watch 3 Mini」の存在を裏付ける内容となっている。

さらに、同社の姉妹ブランドOPPOが展開するWatch X2 Miniと仕様が一致しており、リブランドによるグローバル展開の可能性も指摘されている。大型ディスプレイを好まない層にとって、43mm前後の小型スマートウォッチは実用性と装着感のバランスに優れる選択肢となりうる。

FCCリスティングが示すOnePlusの小型スマートウォッチ戦略

今回FCCに登録されたOnePlusの新型スマートウォッチは、48.03mm×43.14mmという従来のWatch 3(47mm)よりも一回り小さなサイズで、345mAhのバッテリーを搭載していることが明らかになった。これはOnePlus Watch 3 Miniとして噂されているモデルの可能性が高く、情報源となったAndroid Headlinesや91mobilesでは、既に中国市場に投入されているOPPO Watch X2 Miniのリブランド版である可能性にも言及されている。バッテリー容量や筐体寸法が一致している点からも、単なる偶然とは考えにくい。

OnePlusとOPPOは同系列の企業であり、これまでも製品仕様を共通化したうえでブランド名を変えてリリースすることが多かった。今回もその流れに沿った展開と見られるが、グローバル市場においてはOnePlusブランドの方が知名度が高く、特にインドや欧州市場を見据えた施策である可能性も否定できない。ディスプレイサイズや筐体の大きさを気にする層に向け、選択肢の幅を広げようとするOnePlusの戦略が垣間見える内容だ。

サイズとバッテリーの絶妙なバランスが狙う層とは

大型化が進むスマートウォッチ市場において、43mmクラスのスマートウォッチは貴重な存在である。Pixel Watch 3が45mm、Galaxy Watch Ultraが47mmといった例に見られるように、大画面化による視認性の向上が重視される一方で、手首の小さい人やコンパクトさを好む人にとっては負担になりやすい。OnePlusがWatch 3 Miniとみられるモデルでこのギャップを埋めようとしている点は注目に値する。

また、バッテリー容量は345mAhとされており、数値上は大容量とは言えないが、適度なサイズと省電力設計の組み合わせ次第では1~2日の連続使用に耐え得る設計と予想される。これはOPPO Watch X2 Miniの仕様と一致しており、OSやディスプレイ技術の最適化次第では、実使用におけるバッテリー持ちはさらに伸びる可能性もある。機能を詰め込むよりも、快適な装着感と使い勝手のバランスを優先する層にとって、このモデルは魅力的な選択肢になると考えられる。

Source:Android Headlines