OnePlusは、次期スマートフォン「OnePlus 13T」を4月24日14時30分(現地時間)に発表するとWeibo上で告知した。従来のOnePlus 13とは一線を画す新デザインを採用し、6.32インチディスプレイと6000mAh超の大容量バッテリーを搭載予定。筐体はより薄く軽く仕上げられ、Pixel 9 ProやXiaomi 15と競合するハイエンドの小型モデルとしての位置づけが期待されている。
背面カメラ周辺は角丸スクエア型の新レイアウトを採用し、アラートスライダーに代わる新ボタンの存在も確認されており、デザイン面でも大きな刷新が行われる見込みだ。
小型フラッグシップとしての再定義 6.32インチに収まる高性能設計

OnePlus 13Tは、ディスプレイサイズを6.32インチに抑えつつも、同社が「超高性能」と強調する仕様で登場予定となっている。これにより、従来のOnePlusシリーズが担ってきた大型端末のイメージを払拭し、より扱いやすいサイズ感でハイエンドな体験を求める層にアプローチしている点が特徴である。ライバルとされるPixel 9 ProやXiaomi 15も同クラスの画面サイズを採用しており、2024年後半のスマートフォン市場ではコンパクトかつ高性能な機種の競争が激化しそうだ。
この機種の注目すべき要素のひとつが、6000mAhを超えるとされるバッテリー容量である。一般的に、6インチ台前半の端末では4000〜5000mAhクラスが主流である中、13Tは大容量化と薄型軽量を両立しようとしている点が目を引く。物理的制約が大きいコンパクトモデルにおいて、これだけの電力を内蔵する技術的進化は大きく、実際の駆動時間や発熱のバランスがどう取られるかは今後のレビューで注視される部分となる。あくまで詳細スペックは未公開であるため、真のパフォーマンスは正式発表を待つ必要があるが、構成次第ではバッテリー持ちの常識を塗り替える存在になる可能性もある。
OnePlus 13から完全刷新された外観 スクワークル型カメラと新ボタン配置に注目
OnePlus 13Tは、同シリーズの上位機種であるOnePlus 13とは全く異なるアプローチの外観を採用している。前面と背面の形状はよりフラットで直線的な印象となっており、全体の印象はミニマルかつ工業的なトーンに近い。背面のカメラモジュールは、従来の大きな円形から、Pixel 9 Pro XLやiPhone 16 Proと似た角丸四角型、いわゆる“スクワークル”型に変更されており、視覚的な重心のバランスも見直されている。グレー、ピンク、ブラックのカラーバリエーション展開が予定されており、日常に溶け込むカラー選定とされている点も印象的だ。
また、ハードウェアの変更点として、これまでシリーズの象徴的存在でもあった右側面のアラートスライダーが廃止され、代わりに左側面に新たな「コンテキスト対応ボタン」が追加される。具体的な機能やカスタマイズ性については現時点で明かされていないが、状況に応じた操作を可能とするインタラクティブな要素が取り入れられることが示唆されている。これにより、物理操作によるUIの直感性に新たな可能性がもたらされることも考えられ、ユーザーが求める操作性の刷新が図られている点は見逃せない。全体として、OnePlus 13Tはデザイン面でもシリーズの常識を大きく転換しようとする試みが色濃く表れている。
Source:Tech Advisor