Snapdragon 8 Eliteを搭載した「OnePlus Pad 2 Pro」の新たなバリエーションがGeekbench上に登場し、シングル3091点/マルチ9638点という高スコアを記録した。先月登場したOPD2409(シングル2633点/マルチ7779点)に対して大幅な性能向上が見られ、いずれもAndroid 15と16GB RAMを搭載。最大4.32GHz動作の8コアCPUとAdreno 830 GPUにより、スマートフォン並みの処理能力を誇る構成となっている。

さらにOPD2408というモデルもFCCに確認されており、グローバル版と中国版で仕様が分かれる可能性がある。Oppo Pad 4 Proと共通点が多く、13.2インチ3.4K LCDや144Hzリフレッシュレート、大容量バッテリーなど、プレミアム仕様が予想される。

Geekbenchスコアで判明したSnapdragon 8 Elite搭載モデルの性能差

OnePlus Pad 2 Proとされるモデル「OPD2409」と「OPD2413」は、いずれもSnapdragon 8 EliteチップセットとAndroid 15を搭載しているが、Geekbench上でのスコアは明確な差が見られた。OPD2409はシングルコア2633点、マルチコア7779点に留まる一方、OPD2413はそれぞれ3091点と9638点を記録しており、同一プラットフォームでこれだけの差が生じている点が注目される。両モデルともに16GBのRAMとAdreno 830 GPUを備えているが、OPD2413の動作周波数は最大4.32GHzに達しており、ハードウェア的な最適化、もしくは放熱設計の違いが影響している可能性がある。

この性能差は、バリエーションによる地域別仕様の差や出荷タイミングによるチューニング変更の一端とも考えられる。OnePlusはこれまでも同一シリーズ内で複数の構成を展開してきた経緯があり、今回も市場ごとに異なるパフォーマンス調整を行っているとみられる。仮にこの傾向が続くなら、購入時にはモデル番号の違いが体験の質に直結する要素となり得るだろう。

Oppo Pad 4 Proとの共通性と想定されるスペック構成

OnePlus Pad 2 Proは、13.2インチの3.4K解像度LCDディスプレイや144Hzリフレッシュレート、最大900ニトの明るさ、UFS 4.0ストレージなど、非常に高い仕様が予想されている。これらのスペックは、Oppo Pad 4 Proと非常によく似ており、両者が共通の設計思想やコンポーネントを共有している可能性を示唆している。加えて、FCCに登場したOPD2408という別モデルの存在は、グローバル版と中国国内向けのバリエーションが分かれて存在する構図を補強する情報といえる。

OnePlusとOppoの製品ラインはこれまでも密接に連携してきた歴史があり、今回のPad 2 Proもその流れを汲む製品とみられる。Snapdragon 8 Eliteを中心とした構成は、SamsungやAppleのフラッグシップタブレットと正面から競合し得るスペックであり、特に価格設定次第ではプレミアムタブレット市場に新たな選択肢をもたらす存在となりうる。ただし、あくまで認証情報やベンチマークスコアに基づく推測であるため、実機の発表までは慎重な観察が必要である。

Source:Gizmochina