OnePlusが展開する最新13シリーズに、新たな派生モデル「OnePlus 13s」が加わる可能性が浮上した。業界関係者の話として、2025年第2四半期後半にインド市場での発売が計画されているとされ、13Rと13の間を埋める中価格帯モデルになると見られている。
搭載が噂されるSnapdragon 8シリーズのチップセットや1.5K AMOLEDディスプレイ、高速充電対応の6,000mAh超バッテリーなど、上位機種と遜色ない仕様がリークされており、価格は約₹55,000前後と予測されている。
Snapdragon 8シリーズ搭載が示唆するハイエンド志向の継続

OnePlus 13sに関するリークの中でも注目すべきは、搭載が噂されるSnapdragon 8 Gen 3またはそのバリアントである。この情報が正しければ、OnePlusが単なる中価格帯モデルに留まらず、性能面でも一定のフラッグシップ品質を維持する意図が見える。さらに、最大16GBのRAMと512GBのストレージ構成が想定されており、日常的な使い方はもちろん、ゲームプレイや重いアプリケーション処理にも耐える仕様となっている。
このようなスペックは、価格を抑えながらも性能を妥協したくない層に訴求力を持つと考えられる。ただし、microSDカード非対応という点は拡張性を重視するユーザーにはやや物足りなさを残すかもしれない。とはいえ、近年のスマートフォン市場ではクラウドストレージや内部容量の拡大が進んでいるため、この仕様はむしろ主流の流れに沿ったものとも言える。
今後の発表で正式にチップセットの種類が判明すれば、13sの立ち位置がより明確になるだろう。13Rよりも上位でありながら、13ほどの高価格帯には届かないバランスモデルという役割に、Snapdragon 8シリーズは非常に適しているといえる。
バッテリー持続時間と急速充電性能が利用環境を大きく変える
OnePlus 13sに搭載される可能性がある6,000mAh超の大容量バッテリーは、通常の4,500〜5,000mAhクラスを大きく上回っており、長時間の使用に強いという点で非常に魅力的である。さらに、80Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応するという情報が事実であれば、わずかな時間で十分な電力を確保できる利便性が期待される。
この充電仕様は、外出が多いユーザーやゲーム・動画視聴を長時間楽しみたい層にとって、大きなアドバンテージとなる。また、バッテリー容量の増加により発熱や劣化の対策がどのように施されているかも気になるところだ。特に高出力の充電技術では、熱対策がパフォーマンスと安全性を左右するため、放熱設計などの実装にも注目が集まる。
バッテリーと充電性能の強化は、スマートフォンの使用スタイルそのものを変える可能性がある。頻繁な充電が不要になれば、ユーザーはより自由にスマートフォンを活用できるようになるだろう。13sがこの領域で実力を発揮すれば、価格帯を超えた競争力を手にすることになりそうだ。
Source:TechStory