2025年9月に登場が見込まれるiPhone 17 Proに、新たなカラーバリエーション「スカイブルー」が追加される可能性が浮上した。情報源はApple関連リークで知られるMajin Bu氏で、M4 MacBook Airと似た色調のプロトタイプがサプライチェーン内で複数確認されているという。
今回のリークは、過去に存在したシエラブルーよりもさらに洗練された色味とされ、デザートチタニウムに代わる特別色として位置づけられる可能性もある。ただし、AppleはこれまでMacとiPhoneで同年に同一色を採用した前例がなく、最終仕様として採用されるかどうかは不透明である。
Appleは近年、ナチュラルチタニウムを継続採用しているものの、カラーバリエーションの刷新は製品イメージの転換において重要な意味を持つ。新色投入の動きが事実であれば、ブランド戦略における新たな布石となる可能性がある。
スカイブルーのプロトタイプが示唆するiPhone 17 Proの新戦略

2025年9月の発表が見込まれるiPhone 17 Proに関し、Appleが新たに「スカイブルー」カラーを投入する可能性が報じられた。情報源はリーカーMajin Bu氏であり、彼はサプライチェーン関係者の話として、スカイブルーが複数のプロトタイプに採用されていると述べた。
M4 MacBook Airにも同様の色調が採用された経緯があり、Appleが製品群をまたいでカラートーンの統一を図る動きと捉えることもできる。ただし、同氏はAppleが最終的に方向転換する可能性についても言及しており、正式採用が決定事項ではないことも明言している。
過去にiPhone 13 Proで登場したシエラブルーは一定の人気を得たが、今回のスカイブルーはより輝きがあり、洗練された印象とされる。Appleがこの新色を通じて高級感や差別化を図る狙いがあると見られる一方で、同社がMacとiPhoneに同年同一カラーを導入した例はこれまでに存在しない。
この点は、今回のリークが正確性に乏しい可能性を示す要素となる。プロトタイプ段階での情報である以上、最終製品に反映されるかは依然として不透明である。
デザートチタニウム廃止の可能性とAppleの色彩戦略の変遷
今回の報道で注目すべき点は、新色スカイブルーの導入によって現行の「デザートチタニウム」が廃止される可能性が指摘されている点である。Appleはこれまで、Proモデルにおいて限定的なカラーを投入し、世代ごとの個性を打ち出す戦略を採用してきた。
2023年のiPhone 15 Proに登場したデザートチタニウムは、自然素材風の温かみと落ち着きが評価されたが、次期モデルではより爽やかで洗練されたイメージへの転換が図られる可能性がある。AppleがiPhoneの色彩展開において慎重であることは過去の事例からも明らかであり、ナチュラルチタニウムなど一部カラーは複数年にわたり継続採用されている。
仮にスカイブルーが新たな中心色となれば、同社のカラー戦略において転換点となることは確かだ。もっとも、Appleは市場投入直前までカラーの最終決定を遅らせることでも知られており、今回のような初期プロトタイプの情報だけで全体像を断定することは困難である。新色の採用は、あくまで戦略変更の可能性を示唆するに留まる。
Source:Wccftech