iPhone 17 Airのダミーユニットが中国の携帯ショップで展示されている様子が複数の映像で確認された。これらのユニットは、Apple未発表モデルとしては異例の形で一般公開されており、特に最薄部が5.65mmという圧倒的な薄さが注目を集めている。背景には、ケースメーカーがアクセサリー設計のために作成したモックアップの存在があり、シリーズ内で比較されるiPhone 17 Pro Maxの8.75mm厚と比べても明らかな差が見られる。
Apple Storeと誤認された展示場所は実際には非公式店舗である可能性が高く、これらのモデルがAppleの意図とは無関係に流通している点は依然として不明なままである。正式発表前にここまで詳細な外観が流出するケースは稀であり、リークの信ぴょう性や意図的な話題性の演出についても慎重な見方が求められる。
実店舗に現れたiPhone 17 Airのダミーモデルが示す異例の展開

iPhone 17 Airのダミーユニットが、中国国内の携帯ショップで目撃された。これらの実物に近いモックアップは、Apple未発表モデルのデザインを視覚的に確認できる貴重な手がかりであり、映像にはPro Maxを含む17シリーズの他モデルも並んで展示されていた。注目すべきは、これらのユニットが「Majin Bu」氏提供のCADレンダリングを元に製作されたとされ、ケースメーカーによってアクセサリー設計に利用されているという点だ。加えて、実際に展示されたユニットは金属製で、機種名が刻印されており、視認性にも配慮された仕上がりとなっている。
NotebookCheckがApple Storeと誤認した店舗は、実際には非公式の販売店とみられ、Appleが厳密に情報統制を行うことを考慮すれば、この展示が正式な許可を得たものとは考えにくい。展示の意図についても、店舗独自の販促手段の一環である可能性が否定できず、公式発表前にモデルの実物が流通している背景には、製造やアクセサリ業界内の一部ルートが関与していると見られる。とはいえ、最終製品とは異なる仕様の可能性も残っており、情報の扱いには慎重な姿勢が求められる。
iPhone 17 Airは史上最薄か 5.65mm厚が示唆する次世代設計の方向性
Unbox Therapyが紹介したiPhone 17 Airのダミーモデルは、最も薄い部分で5.65mmという極薄設計を特徴としていた。これは、比較対象となったiPhone 17 Pro Maxの8.75mmよりも3mm以上薄く、物理的な感覚でその差が明確に感じ取れるレベルである。カメラバーを除いたメインボディ部分の厚みの違いは、今後の製品選びにおいて大きな評価軸となる可能性がある。また、映像内の印象では、従来モデルのiPhone 16 Proよりもさらに薄く感じられるため、本モデルがスリム化を最優先した設計思想を持っていることがうかがえる。
ただし、筐体が薄くなることで懸念されるのが、強度や熱処理といった構造的な課題である。特に、耐久性の低下やバッテリー容量の減少はユーザーの使用感に直結する問題であり、これらのバランスをどのように取るかが量産モデルにおける注目点となる。Unbox Therapyのホストであるルイス・ヒルセンテガー氏も、「この薄さで強度を確保できれば売れる」と発言しており、その言葉は設計上のリスクと可能性の両面を示している。現時点ではモックアップに過ぎないが、極薄のiPhone登場という概念は現実味を帯びつつある。
Source:Tom’s Guide