Samsungは、Galaxy S25、S25 Plus、S25 Ultra向けに2025年4月のセキュリティアップデートを韓国に続きオーストラリアでも展開開始した。今回のアップデートは約762MBで、セキュリティレベルの更新に加え、システム安定性の向上やOne UI 7に基づく視覚的な変更も含まれている。
具体的には、充電時のアニメーションが刷新され、緑色に滑らかに発光するバッテリー表示や、通知パネルのメディアコントロール部分に「ライブNowバー」が新たに表示されるようになった。これにより、視認性と操作性の双方が改善されている。
Samsungは先にGalaxy S24シリーズへAndroid 15とOne UI 7の提供を優先させていたが、今回の展開によりS25シリーズもようやく最新仕様に追いついた形となる。アップデートの確認にはビルド番号「AYD9」をチェックするとよい。
One UI 7由来の機能がS25にも展開 視覚演出と操作性が刷新

Galaxy S25シリーズの最新アップデートには、One UI 7ベースの新たな機能がいくつか組み込まれている。特に目立つのは、バッテリー充電時のアニメーション変更だ。従来の静的表示から一転し、バッテリーアイコンが緑色に滑らかに発光するようになったことで、充電状態の視認性が格段に向上した。また、通知パネルのメディアプレイヤー部分にも新たな工夫が施されている。再生中のコンテンツが「ライブNowバー」として左上に常時表示され、タップすることでフルの再生コントロールに即座にアクセスできるようになった。
これらの変更は、Galaxy S24シリーズで先行提供されていたOne UI 7の要素をGalaxy S25シリーズにも適用したものである。今後、同シリーズのソフトウェア体験がより直感的かつ一貫性のあるものとして拡充されていく可能性がある。ただし、こうした変更は視覚面での刷新にとどまっており、実際の操作レスポンスやパフォーマンス向上に直結するかは今後の使用感次第となる。現時点では、見た目と利便性のバランスを意識した施策という印象が強い。
韓国に続き豪州でも配信開始 広がるアップデートの展開地域
Samsungは今回の2025年4月セキュリティアップデートを、まず韓国で提供開始し、その数日後にオーストラリアでも配信をスタートさせた。Galaxy S25、S25 Plus、S25 Ultraの各モデルが対象となっており、配信されたパッケージの容量は約762MBに達する。セキュリティ強化が中心とされる今回のアップデートには、「システム安定性の向上」と記された変更内容が含まれており、同時にいくつかの微細な最適化も施されていると見られている。
Samsungは通常、月次のセキュリティパッチを比較的早期に展開しているが、今回はGalaxy S24シリーズ向けのAndroid 15とOne UI 7の提供を優先した影響で、S25シリーズへのアップデートはやや遅れを見せた。その反動ともいえる形で、現在は配信地域の拡大が急ピッチで進行している。今後はさらに他の地域でも展開されるとみられ、S25シリーズが最新のセキュリティと機能面で他機種と足並みを揃える形となる。アップデートの存在を確認するには、設定メニューからビルド番号「AYD9」をチェックするのが目安となる。
Source:Android Central