韓国メディア「中央日報」によれば、サムスンは次期「Galaxy Unpacked」イベントを2025年7月第1週にニューヨークで開催する方向で調整を進めているという。このイベントではGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7が正式に発表される可能性が高く、現行機のFold6およびFlip6から1年未満での刷新が予想されている。

現時点で正確な開催日は明かされていないが、報道内容からは7月1日から11日までの間に実施される見込みが強い。Z Flip FEや新型Foldといった他の未発表モデルは今回は対象外とされ、秋以降の発表が見込まれている。

サムスンがフラッグシップモデルの発表間隔を短縮することで、折りたたみ市場における主導権の維持と、先行的な製品体験の提供を狙っていると考えられる。

7月上旬にGalaxy Z Fold7とZ Flip7が登場か

韓国「中央日報」の報道により、サムスンは次回のGalaxy Unpackedイベントを2025年7月第1週に開催する可能性が浮上している。会場はニューヨークとされ、発表機種はGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7に絞られる見通しである。例年より早い日程となる点が注目され、現行モデルFold6とFlip6から1年未満の周期でのリリースとなる可能性がある。このスパンの短さは、折りたたみ機構の進化スピードを示すと同時に、機能や筐体設計の見直しが想定以上に迅速に進んでいることを示唆している。

さらに、同報道では「第1週」という表現に対して2通りの解釈がある点にも触れられており、7月1日からの週か、それとも7日からの週かでタイミングはやや前後する可能性がある。いずれにせよ、フラッグシップ発表が夏の初旬に行われるという構成は、サムスンの年間スケジュールに一定の変化が生じている兆しといえる。

従来、Unpackedイベントは8月開催が定番であったことからも、今回の動きはプロダクトリズム全体の見直しを感じさせる。イベント内容の詳細は依然不明だが、FoldシリーズとFlipシリーズが単独で扱われることは、ラインアップの中核としての地位を維持していることを示している。

秋登場が予想されるFE系モデルとタブレット群の扱い

今回のUnpackedイベントでは、Galaxy Z Flip FEやGalaxy G Foldといった派生モデル、さらにはGalaxy Tab S11シリーズなどの登場は見送られる可能性が高いと報じられている。NotebookCheckによると、これらのモデルは2025年秋のイベントでの発表に回される可能性があるとされており、夏と秋で明確な機種ラインの棲み分けが意識されている構図である。

特に、Z Flip FEのようなミッドレンジ寄りの製品群は、年後半のラインナップ強化として設計されている可能性がある。これにより、フラッグシップが注目を集める夏のステージではZ Fold7とZ Flip7にフォーカスが集中し、秋には価格や用途のバリエーションで選ばれる選択肢が増える構成となる。さらに、タブレットに関してはGalaxy Tab S11とS11 Ultraという2モデル体制で登場が予想されており、クリエイティブ用途やエンタメ体験への最適化が進むことも想定される。

季節ごとに展開されるこの戦略的発表タイミングは、消費者の関心を年内に複数回引きつける意図があると考えられる。ただし現時点では、各モデルの詳細仕様や価格帯などに関する情報は明かされておらず、期待と憶測が先行する状況にある。

Source:NotebookCheck